梅雨冷えの厳しい今日この頃

降り続く長雨に日の光が恋しいですね
それでも紫陽花が美しく咲く様子に心が温まります

ところで。。。

こんなことわざをご存じでしょうか?

「芸が身を助く」、「芸が身を助ける」

これは、趣味として身につけた技芸が困ったときに生計を立てる手段となるという意味だそうです

その一方で

「芸は身を助けるほどの不仕合わせ」と言うことわざもあるそうですね

こちらは豊かな暮らしをしていた頃に身につけた趣味が、今では生計を立てるものになるほど落ちぶれたという意味に使われるそうです

「芸が身を助ける」
「芸は身を助けるほどの不仕合わせ」

両者の意味合いは違えども、一つの「芸」が身につくだけでも羨ましいと思ってしまう

何故なら、自分の感覚では「芸」=「才能」と感じるからです

しかし、ここ数年のコロナ禍で本来、「芸が身を助ける」ことを封印されてきた人達もいたはずです

「芸」は多くの人前でこそ、花開く

そんな才能をもった人たちが、何の障害もなく、自由に披露できる風景を待っていました

(自由に披露できる風景)

かく言う、自分も
臆病になっていたのかもしれない。。。

そして、今宵は「芸が身を助ける」に値するライブを楽しんで来ました

ストレス発散にもってこい!

アベトモ さんと久野友莉さん!
お二人のツーマンライブを楽しんできました!

そして、このライブはバンド編成

以下の一流のサポートメンバーで
最高の盛り上がりとなりました

Ag 中村光志
Eg 西村 歩
Key 橘 哲夫
Ba 山崎剛史
Dr 加藤克樹

会場は前回と同様「赤坂カンティーナ」

全体的な印象ですが、ステージ上に所狭しと演者がひしめき合うステージが凄く良かった!

(忘れかけていた風景)

こんな風景を待っていた

数年前は、ごく当たり前の風景
その自由な空間がとても大切だったと実感します

ライブは以下の二部構成
 1st アベトモ
 2nd 久野友莉

最初に登場したアベトモ!

「騒いでナンボ」の世界(笑)

派手な衣裳に今回はバンド編成でのステージ

もともと、演歌系の方ですが、このバンド編成が彼の個性や衣裳と凄く合っていた!

(新鮮な感じがするバンド編成でのアベトモ)

バンドの演奏も最高だが、彼の歌もシッカリとした一流の「芸」として確立されている

彼のステージは「ロックバンドが良く似合う」

そんな新鮮な驚きと感動がありました

アベトモのオリジナル曲『セレーネの竪琴』、『枯れない花』、『チョット!チョット!チョット!』が一流のバンドマンによる演奏でひと味違う魅力を生み出した気がします

中森明菜、郷ひろみ、西城秀樹などのCOVER曲も楽しく盛り上がり、無敵感のあるバンド編成でのアベトモのステージでした

しかし、面白いだけでなく、何かが違う!

何となく、ご本人が「アベトモ」という芸を磨く鍛錬や努力をコロナ禍で続けきた気がします

観る人を楽しませ、喜ばせようとする彼の心情や人柄が伝わります

そんな彼の努力の結晶をアベトモの「芸が身を助ける」ステージに感じました

(彼の心情や人柄を感じる)

続いて登場の久野友莉さん!

久野さんのステージも超久しぶりな感じです

もう、何年も生歌を聴いていないような。。。

それだから、あのパワフルな歌を聴けて嬉しさも倍増した感じです

選曲も素晴らしかった

久野さんの曲で自分が一番好きな『I will』を一曲目から聴けて嬉しかった!

しかも、生バンド編成で!

他のブログで書いたことがありますが名曲です

切ない愛の感情を
最高の歌唱力で完璧に表現しきっている

この曲を生で聴けただけでも、チケット代はペイできた気になる!

(この生歌でチケット代はペイできる)

その他にも『ラウレアの詩』、『愛するために鐘を鳴らして』が個人的には良かったです!

やはり、歌は生で聴くに限る!

それと、久野さんのMCは

アベトモ以上にオモシロイ!

天然なのか
計算なのか
話し方に笑える雰囲気が漂っている

話題は天然なのだが、何となく、凄く頭の良い人に思える!不思議だ(笑)

(凄く頭のキレる人に感じる)

最後に。。。

今宵のライブは「芸が身を助ける」

それを見せつけられた気がしました

自身が窮地に立たされた時
その芸が自身を助けてくれる

その芸から生まれる楽しく気取らない雰囲気

そんな芸風は

素敵で断トツにお洒落だ♪

素晴らしい「芸」に魅せられました

ありがとう!がんばれ!