朝起きると蜘蛛を見かけます。
それも、いかにも「見つけてくれ!」と言わんばかりの場所に...
例えば、朝起きて歯磨きや洗顔した時に使う洗面用のタオルが掛っている直ぐ横の壁、台所のキッチン用電源スイッチの横、朝起きて空気を入れかえっる時の出窓の壁等...
どんな蜘蛛かと言うと「全体的に白く細く手足が長い、針金のような蜘蛛」といった感じです。
蜘蛛は「益虫」とも言われていて、自分達が生活する住居の中の害虫を食べてくれるそうですね。
例えば、ダニ、ノミ、ハエ、、蚊、G(大嫌いなゴキブリ)等。
さすがに、ゴキブリを捕まえられるような大きさではないのですが、大嫌いなG達を退治してくれるなら助かります。
また、去年問題となった「デング熱」を媒介するような蚊を捕食してくれるのも、ダニやハエもやっつけてくれるのも大歓迎!
しかし、この蜘蛛自体も、その形状からG達にも劣らず、グロテスクです。
慌てて、叩き殺すところでしたが、あることを思い出して放置しておきました。
まあ、こんな理由です。
「朝の蜘蛛は福が来るので殺すな!夜の蜘蛛は盗人が来るので親の顔でも殺せ!」という言い伝えを思い出したんですね。
まあ、最近は「鳥のフンが頭に直撃」だとか、「ヘビに出くわす」だとかの体験もして、少し考えるようになった訳ですが...
調べると「朝の蜘蛛」は吉兆の印で、福や待ち人が来たり、いい一日(蜘蛛は天気の良い日に巣を作るので)なるとか、「神の使い」とも言われていました。
それとは、逆に「夜の蜘蛛」は「泥棒が来る前触れ」、「地獄からの使者」とかで、夜に見つけたら、たとえ親でも殺してしまえと...
「親の顔」した蜘蛛は、ホントに気持ち悪いですよね。即、叩き殺します!
ただし、地方や国によっては、「夜の蜘蛛」も幸運の印なので、「殺してはいけない」とされているそうですよ。
例えば、フランスのことわざに「朝のクモは悲哀、夜のクモは希望」とあったり、九州の方では「蜘蛛」を「こぶ」と言って、「夜の蜘蛛(こぶ)」=「夜こぶ(喜ぶ)」として、縁起が良い物として殺してはいけないとか...
とても、興味深い話ですね。
でも、家の中に蜘蛛の巣を張られてしまうのは、ちょっと嫌ですよね。
さて、我が家の「蜘蛛さん」ですが、初めてご対面した朝に慌てて叩き殺してしまうところでしたが、「朝は許す、でも夜出たらぶっ殺す!それと蜘蛛の巣は家の中に作らないでくれ!家の中のハエや蚊もちゃんと食ってくれよ!」と言って、放置しました。
不思議なもので、仕事から帰宅して夜に、この「蜘蛛さん」に出会うことはないのですが、朝に目が覚めると家のどこかでご対面します。
それから、この「蜘蛛さん」を見かけるようになってから、ハエや蚊を家の中で見かけなくなりましたよ!まさに「益虫」です!
そして、「蜘蛛の巣」は作られていませんよ!
調べると「徘徊性の蜘蛛」と言われる種類があり、蜘蛛の巣を作らない蜘蛛もいるとか...
たぶん、自分の家にいる「蜘蛛さん」もこの「徘徊性の蜘蛛」だと思いますね。
見ていると、細長い身体を機敏に動かして家の壁や天井を徘徊していましたよ!
本当に不思議で「朝にだけ現れる蜘蛛さん」ですが、人の言葉が理解できるのでしょうか?
それならと思い「今度は福を捕まえて来い!」と言っておきました。
次の日の朝から、この「蜘蛛さん」見かけなくなってしまった...
頼む!また出て来てくれ! 夜でもいい!
殺さないから...
A lover’s purse must be tied with a cobweb or a leek’s leaf.
恋をしている者の財布は蜘蛛の糸かネギの葉で結んでおかねばならない。
財布の口を蜘蛛の糸やネギの葉で結んでおけば、どちらもすぐに切ることができ、
愛する人のためにいつでもすぐに財布を開けてお金を出すことができるということわざ
勉強に成ります。ありがとうございました。
どういたしまして(^^)
コメントありがとうございます。