昔、かなり若かりし頃(笑)
フランコ・ゼフィレッリの『Brother Sun Sister Moon(ブラザーサン シスタームーン)』という映画を見て感動した想い出があります。
聖フランチェスコの半生を描いた青春映画で内容は宗教的な説教臭さもなく、美しい自然の中で人の幸せのあり方を問う作品だったと思いました。
その映画の中で印象的なシーンがあります。
裕福な商人の息子だったフランチェスコが
自分が着ている服を全て脱ぎ、両親に渡しながら
「もうあなたの息子ではない。人間に大切なのは富でなく心だ!」と言って、中世の城門から太陽に向かって両腕を広げながら全裸で野原に下っていくシーンでした。
貧しい人々から聖人と呼ばれたフランチェスコは。。。
鳥が歌い、小川がささやく大自然
兄弟のような太陽
姉妹のような月
それらを感じることができれば幸せだったのかもしれない。
その映画のタイトルである「ブラザーサン、シスタームーン」とは自然への呼びかけの言葉です。
地球は、太陽をゆっくりと一周しながら季節が巡り、年を重ねます。
そして、そんな四季の流れを感じる楽曲を自分は知っています。
そう、草花や月星、太陽や風、雨を感じるような歌詞が刻まれた楽曲を。。。
と云う訳で、またまた前置きが長くなりすみません(笑)
さて、今宵は今年最後のライブに行ってきました。
お目当てのアーティストは前回に続いて「究極のバラードシンガー」奈美さん!
ところで、今回の会場となった「Eggman tokyo east (岩本町)」ですが、2019年末日(12/30)で閉館となります。このライブ会場は、音響がとても良いので残念です。
よって、今宵は、おもいっきり楽しませてもらいましたよ!
今回のライブは、明日(12/30)で最後となるので
奈美さん以外に9組、合計10組のアーティストさん達が出演されました。
16時30分からスタートの長丁場でしたが
歌以外にも詩の朗読や朗読劇もあり、とても楽しいライブでしたね。
さて、今回の主役である奈美さんですが
今年最後のセトリは以下となります。
1.『てのひら』
2.『波の音が消える海』
3.『ほっとひと息』
4.『ありがとうを花束にして』
5.『面影』
個人的には『ありがとうを花束にして』、『面影』が良かったです。
やはり、『面影』は名曲ですね。
忘れられない人の『面影』を季節の中に投影して切なく愛を表現している。
そんな歌い手の感情表現の豊かさに
束の間、惚れてしまいそうな錯覚を感じますよ(笑)
名曲、ここに極まれり!
そんな感じですね。
実は、自分は今年、60本くらいライブを観に行きました。
その内訳ですが奈美さんとAutumn leafが同率の一位でしたよ(笑)
そして、今年最後のライブは、まさに「今年を象徴するようなライブ」だったと思いますね。
最後に。。。
来年も同じような感動をさせてくださいね。
そして、同じような感動のライブレポを書けると嬉しいです。
一年間、お疲れ様でした。
良いお年をお迎えください。
そして、来年もがんばれ!
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