暦の上では立冬を迎えました。
つい少し前までは、台風の被害を連続で受けなんともやりきれない日々を過ごしていたと思いますがここ数日間は、おだやかな秋の日がつづいていますね。
なんとなく陽だまりの恋しい今日この頃。。。
今宵は、そんな陽だまりのような暖かさを感じるライブに行ってきました。
そうです!
還暦を迎えた音楽界の人間国宝!
元C-C-Bの関口誠人さんが率いる「関口バンド(Sバ)」のライブに行ってきました。
しかし、この関口誠人さんが語る言葉の一つ一つが結構、説得力があり、また面白く、意味深でSNSでは、NGな部分もあり(笑)。
ご本人も言ってましたがこのライブ自体がスペシャルな「秘密倶楽部」的な空間だったと思います。
さて、そんな「秘密倶楽部」ライブのセトリですが懐かしさやサプライズもありの以下のラインナップ!
第一部
第二部
EC.『さよならの無い世界』
個人的には、第一部の『不自然な君が好き』、『涙はNO THANK YOU』と第二部の『普通のさよなら』、『青空』、『ゴールデンボーイ』が非常に良かったと思います。
また、関口誠人を支えるバンドメンバーの演奏やコーラスがライブ自体のクオリティを高めていたと思いますね。
さてさて、この「秘密倶楽部」の最大の特徴は、ショービズ界の知り尽くした関口さんのMCですかね(笑)
毎回、「目から鱗」の業界の裏側やご自身の話題をユーモアが溢れる語り口で興味をそそります。
とても、SNSでは、書けないヤバい内容がほとんどですが(笑)
今回もライブ開演の開口一番!
関口「今日は、シラフです。医者から糖尿の血糖値が上がるので、ビールなどのアルコールは止められててね。でも、蒸留酒は糖尿でも良いらしいwww」
(場内笑)
いや、冗談抜きで本当にお身体にご自愛ください。
関口「寝る前とか、みなさんは、”おやすみなさい”と言うでしょ?でも、自分なんかは、このまま目が覚めないこともあるので寝る前の一言は、”さようなら”にしていますよwww」
(場内大爆笑)
シャレにならないような話も不思議と笑えるのがこの関口さんの魅力の一つかな(笑)
話を元に戻します。
ライブの構成ですが、第一部がバンド形式でC-C-B時代の懐メロ。第二部が関口さんの弾き語りと再び、Sバの新譜を含めたバンド形式になってましたが、関口さんの弾き語りの『普通のさよなら』が凄く良かったですね。
C-C-Bから脱退して、ソロ活動をしていく中で作られた楽曲とのことですが、これまた意味深な解説がありましたよ。
関口「C-C-Bから脱退して、ソロになり、所属のレコード会社もポリドールからポニーキャニオンに移籍してね。まぁ、移籍の理由はアイドルが多いから(笑)、曲を書いて仲良くなれたらイイと思ってたら、マネージャーのガードが強力でね。結局、自分もポニーキャニオンからすぐに出ることになり、この業界の嫌な部分も見てきました。そんな頃の想い出を曲にした『普通のさよなら』です」
こんな旨の話題でしたが、ショービズ界での生残りの厳しさをサラリと話してくれましたよ。
なんとなくですが、精神的にも落ち着けないような毎日を送っていたと思います。
それと、笑えたMCですが『天河伝説殺人事件』のエピソードが個人的には、結構ハマりましたね(笑)
この楽曲は、内田康夫の推理小説『天河伝説殺人事件』を原作とした1991年公開の映画の主題歌です。
この映画の試写会に関口さんが呼ばれて本編を観てみると、映画が全般的にイマイチな感じがしたようです。
つまらなそうに映画を観ていた関口さんの様子を後ろの座席で観ていた当時の映画監督の市川崑さんがエンドロールが流れる中で一言。。。
市川「ゴメン!関口君!失敗作だった!」
この話、かなり自分的には、ツボに入って笑えましたよ。場内も大爆笑でしたね。
最後に。。。
こんな感じで毎回、笑いや感動、懐かしさもあるライブでした。
そして、今後もこの「Sバ」から目が離せなくなりそうですよ(笑)
前にもレポで書きましたが「C-C-B時代の関口誠人」より、今を生きている「現在の関口誠人」の方が好きですね。
円熟した名匠が作り出してきた楽曲をこれからも聴かせてください。
このSバのメンバーに感謝を込めて!
Vo&Ag関口誠人
Vo&Eg中村光志
Vo&Ag八木愛介
Vo&Key久野友莉
Ba堀野修司
Dr加藤克樹
最高に楽しいライブをありがとう!
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