最近、ライブ会場やイベント会場に行くと
「このCD聴いてください。お願いします」
と言われてCDを頂く回数が増えました。
CDをくださる方は、自分のSNSのフォロワーさん達です。
男性の方もいますし、女性の方もいます。
大切な物を取り出すように丁寧にバックからCDを取り出し、頭を下げて渡してくださいます。
自分は、人から頭を下げられるほど、偉い人物ではありません。
彼らは、アーティストに頼まれた訳でなく、自ら何枚も同じCDを買って、いろんな会場で自分のような音楽ファンにCDを配っているようです。
人知れず、自分に何の見返りもないのに。。。
ただ、そのアーティストの応援をするために。。。
彼らのそんな姿を目の当たりすると時々、感動することがあります。
これって、「推(お)し事」と言うらしいですね(笑)。
それほど応援してくれるファンがいるアーティストさんは、幸せでしょうね。
なぜか、その光景が素敵なアンサーソングのように思えます。
だから、自分はただ、CDを頂くばかりでなく、そのアンサーソングを間接的にアーティストさんに贈りたい気持ちになりました。
今回は、新潟県から東京に来てくれたSNSの男性フォロワーさんから頂いたCDを紹介しますね。
このフォロワーさんから2枚CDを頂きました。
若く可愛らしい笑顔の女の子が移ったジャケットと夜景の中にその女の子が溶け込む幻想的なジャケットの2枚です。
両方とも「Yumi」とアーティスト名が記されていました。
そして、CDの盤面は、手作り感が満載です。
しかし、この「Yumi」さんというアーティストさんは、自分の世界観を大切にしている人だと感じましたね。
とても丁寧に仕上がっているCDデザインだと思います。
彼女がどんな経歴を持つアーティストさんなのか?
あえて検索せずに先入観なしにこの2枚のCDを聴いてみました。
収録された楽曲は以下の3曲でした。
『Without U』
『Calendar』
『それだけで』
CDのデザインを見た印象と同じで、一つの完成された世界観を感じましたね。
もしかして、この「Yumi」さんというアーティストは、路上などストリートを主体として自分の音楽を作り上げてきたのかもしれない。
そんな印象です。
彼女の作詞の中に以下の言葉が躍るの見るとやはり、ストリートミュージシャンの香りを感じます。
「夜の風は冷たいけど 朝がきてしまう前に ちゃんと伝えたい」(『それだけで』より)
「錆びたフェンス飛び越して 駆けて行くよ 賭けてみるよ 向いのホーム突き抜けて走るの」(『Without U』より)
「今年もまた この季節の入り口に あの頃の あの瞬間のぼくたちが」(『Calendar』より)
とてもいいセンスをしてると思いますね。
特に『Calendar』という楽曲が印象に残りました。
後で、知ったのだけれど、彼女と自分はTwitterで相互フォローしてました(笑)。
いかに自分がいい加減にSNSをやっていたか(笑)。
そして、思ったとおり路上ライブをガッツリやっていたようですね。
ちょっと予想に反して、凄くひょうきんな感じがしました(笑)。
路上ライブをやると時折、心無い言葉を浴びせられることがあると思うけれど
そんな人たちは、あなたが成功したら180度、手のひらを返したように態度を変える人達だと思う。
路上ライブで鍛えられたからこそ、こんなセンスのいい歌詞が作れるのだと思いましたね。
さて、もしも、ご本人がこのブログを仮に見ていたなら、このCDを自分に贈ってくれたファンがわかるだろうか?
このアンサーソングを届けてくれた彼に笑顔で『ありがとう』と言ってくださいね。
これからも、頑張ってください。
Thanks a lot.
Yumi…
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