昔、ウーピー・ゴールドバーグが主演した映画に『天使にラブ・ソングを…』という大ヒットした作品がありました。

ウーピーが演じるクラブ歌手がギャングの殺人現場を目撃したため命を狙われますが、重要参考人として警察の保護下で、あるカトリック系の修道院にかくまわれます。そこで歌手である自分がその修道院で聖歌隊の指揮者を任されて下手な聖歌隊を鍛え上げ、修道院のシスターたちと歌を通じて友情と固い絆で結ばれていくストーリーですが、その映画で歌われたゴスペル(Gospel music)がとても感動的だったことを覚えています。

そのゴスペルとは、福音および福音書の意味を持ちます。

今日はその福音が響き渡ような素晴らしいライブに行ってきましたよ!

そうです!女性ボーカリスト最強の『奇跡の歌声』をもつ、井手麻理子さんのライブに行ってきました!

今回のライブはタイトルにもあるように天才ピアノマンである羽仁知治さんが演奏を務めるジョイントライブです。羽仁さんと言えば、Jazzの要素をバックグラウンドに多彩なメロディやサウンドを追求する天才的なプレイヤーです。また、幅広いジャンルのアーティスト達とも競演されていますが、今日は、その二人が奇跡のようなライブを「清瀬みぎわ教会」でやってくれました!

まさに井手麻理子&羽仁知治による『天使にラブ・ソングを…』でしたよ。

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福音が響き渡ような素晴らしいライブ。。。

さて、このライブの会場は午後3時、開演が午後3時半からで途中30分の休憩を含む二部構成のライブでしたが、特筆すべきは、何とこの会場となる教会でワインやビールを飲むことができることです。

自分はそのフリードリンク券を早速、購入しました(笑)!

でも、こんな神聖な場所でアルコールをガッツリ飲んでもいいのか?

しかし、意外にもキリスト教とワインやビールは深い関係があるようですね。

何故なら、イエス様が最後の晩餐で祈りの後、パンと葡萄酒をそれぞれ弟子たちに分け与え「ワインは私の血であり、パンは私の肉体である」と説いた話は有名ですよね。

つまり、修道院でワインを造ることは神の子イエス・キリストの血を造ることになります。そして、ビールは昔、パンを発酵して造られたことから「液体のパン」とも言われ、これもイエス・キリストの肉体を造ることになるそうですよ。

よって、当時の修道院ではビールとワインが盛んに造られ、お布施と並ぶ、キリスト教にとっての貴重な収入源だったそうです。

このありがたいお話しを「清瀬みぎわ教会」の牧師様が説明をしてくれました。

さて、今日は、自分もこの教会でワインでほろ酔いになりましたが、それ以上にアーティスト「井手麻理子」の歌声に酔いしれましたよ(笑)!天井の高い教会は、ホール会場と同様に彼女のもつパワフルな「奇跡の歌声」を堪能することができます。

それは、同時に天使が舞い降りるような福音も感じさせてくれました。

アーティストとして井手麻理子さんの強みは、多くの楽器による演奏がなくても、その歌声だけで観客を充分に納得させ、感動させるようなパワーと技術を持っていることです。

今回は天才ピアノマンの羽仁さんの演奏だけでしたので、それをとても強く感じることができました。

R&B、ジャズ、ロック、シャンソン、スタンダードの歌謡曲、etc…

どんな楽曲を歌っても観客を惹きつける『奇跡の歌声』は、まさに「音楽の神に選ばれし者」の証明だと感じます。

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天井の高い教会は、ホール会場と同様に「奇跡の歌声」を堪能することができます。

さてさて、今回のライブでは江利チエミ、ビートルズ、カーペンターズ、シークレット・ガーデン等、様々なジャンルの楽曲を圧倒的な歌唱力で歌い上げてくれました。

様々なジャンルの音楽を結びつけて歌い、完璧に表現できる技術は、アーティスト「井手麻理子」のもつ優れた才能だと改めて思いましたね。そして、その才能は今後も進化し続けるように感じます。

今回のライブでは、以下の楽曲がとても印象に残りましたね。

『Come on a my house』
『Louisiana Sunday Afternoon』
『You Raise Me Up』
『route66』
『There Must Be An Angel (Playing With My Heart)』
『Danny Boy』
『When a man loves a woman』
『I Need To Be In Love(青春の輝き)』
『ヒトシズク』
『Tennessee Waltz(テネシーワルツ)』

井手麻理子さんの歌を聴いていると『リズム感と声量』これが最高に心地良いです。

特に教会の中で『There Must Be An Angel (Playing With My Heart)』『I Need To Be In Love(青春の輝き)』を聴いていると本当に天使が身近に舞い降りてきているような錯覚を感じますよ。

自分にとっては、砂漠の真ん中で一口の水を美味しくいただくような「一服の清涼剤」になりました。

他には『Danny Boy』やアンコールの『Tennessee Waltz(テネシーワルツ)』で井手麻理子さんのウクレレ演奏の弾き語りが聴けたのもラッキーでしたね。

こんど『マリコとヒデーズ』で是非、披露して欲しいです(笑)。

そんな感じであっという間に楽しいライブが終わってしまったのですが、自分が感じたアーティスト「井手麻理子」の印象は『天に昇るタイミングをじっと伺う臥龍』です。

近い将来、きっと未知の才能やパワーが花開く時代が再びやって来ると思いますよ。

そのことを実感できるのが『奇跡の歌声』を持つ、井手麻理子さんの強みではないでしょうかね。

そして、それを身近で感じることが出来る自分は、最高の幸せ者かもしれませんね。

そう、自分の心はいつでも『Good music』を待っている。。。

さてさて、ライブ後に井手麻理子さんと少し、お話しすることが出来ました。

井手さんの方から声をかけてくれたので大変に恐縮です。

そして、10月の「マリコとヒデーズ」は超期待できそうです!

また、『奇跡の歌声』を聴くことを楽しみにしていますよ。

神と教会とワイン、そして井手麻理子に感謝します。

ありがとう!

Thank you.
Miracle singing.

Special thanks.
Mariko Ide