自分にとって、魅力的に思えるアーティストには、ある条件があります。

それは、音程とリズム感のバランスが絶妙であること、声量が桁外れに大きい(または、声がよく通る)ことです。今回は、この条件を完璧に身に着けた「驚異の歌声」を持つアーティストに会ってきました。

場所は、目黒にあるライブハウス「BLUES ALLEY JAPAN」!

そうです!井手麻理子さんと宮原永海さんのライブ『井手麻理子&宮原永海 「TRUE COLORS」』です。

井手麻理子さんは、川久保秀一さん、黒沢秀樹さんと組んだユニットライブ『マリコとヒデーズ』で凄く興味を惹かれたアーティストですね。

そして、その歌声は『100万カラットの輝き!』を感じる圧倒的な声量とリズム感を持っています。

たぶん、どんな対バンでも、誰よりも存在感をアピールすることが出来ると思いますよ。

自分も初めて、井手麻理子さんの生歌を聴いたとき、衝撃が走りましたね!

この圧倒的な声量と輝きのある歌声は、凄いと!

今回のライブでもその輝きは、健在でしたよ!

ライブが平日の木曜日だったので、迷いましたが、正直、来て良かったですね。

開演1時間前の18:30にライブ会場に到着。

18:00から開場でしたが、既に席は確定しているので余裕を持って来ることができました。

案内された席は、最前列の左側です。

結構、良い席でしたね。

BLUES ALLEY JAPAN-1

雰囲気のある良い席でしたよ!

周りをみると既に多くのお客さんがいましたが、中には、外国人のファンと思わるお客さんも結構いましたよ!

そして、今回のライブで歌われた楽曲のほとんどが、洋楽の有名なカヴァー曲ばかりでした。

外国人の前で有名な洋楽を歌うなんて、凄い度胸がいるし、自分の歌に対する絶対的な自信がなければ歌えないと思います。

しかし、見事に洋楽の名曲を次々と歌いこなしてくれましたよ!

カーペンターズ『Superstar』、マリーナショウ『Street Walking Woman』、ベット・ミドラー『The Rose』、『When a Man Loves a Woman』etc...

そして「Bravo!」という喝采と鳴りやまない、拍手と口笛!

まさにワールドクラスの実力を見せてくれましたね。

これは、例えると外国人が日本の「美空ひばり」や「八代亜紀」を見事に歌いこなすのと同じ感覚だと思いますよ!決して、口先だけでない力強い歌唱力は、日本の女性シンガーでは、トップクラスの実力だと改めて感じましたよ。

今度から「Bravo Mariko」と呼ばせてもらおうかな(笑)!

そして、今回のライブで、はじめてその歌声を聴いた宮原永海さん!

この人の歌がまた驚くほど良かった!

余談ですが、今回のライブ前に予習として聴いていた永海さん楽曲に「Reason」という曲があるのですが凄くいい曲ですね。

例えるなら「美しい夕日を見に海に来たら、その後、素晴らしいスーパームーンが現れて、再び海を綺麗に照らしてくれた」そんな2重の感動を感じました。

井手麻理子さんとは、違った魅力が溢れていましたよ!

この二人を表現するなら「井手麻理子が眩しい太陽の輝きなら、宮原永海は優しい月の煌めき」という感じですかね。

そもそも、この二人は、若い時からの友達だそうですね。

そして、お互いを信頼し、尊敬しているように思えました。

今回のライブでとても印象的だったのは、シンディ・ローパー「True Colors」、ミュージカル『ミス・サイゴン』の曲目「I Still Believe」、キャロル・キング「A Natural Woman」を麻理子さんと永海さんの二人で歌ってくれたところですね。

凄く聴きごたえがありましたよ!まるでビックなプレゼントを贈られた感じです。

 

さて、今回のライブのタイトルは『TRUE COLORS』ですが、それは、どんな意味なんでしょう?

直訳すると「本当の色」ですが、きっと『どんな色にも染まらない自由な歌声』を表現しているようにも感じました。仕事の帰りに、こんなにも素晴らしいライブを聴けて、とても幸せな気分になりましたよ。

社会で働き続けていると、時々、自分の価値がわからなくなり、自分自身を愛せなくなるような瞬間を感じます。そんな時、このライブが、自分の本当の色(TRUE COLORS)を教えてくれたような気がしました。

落ち込んだ自分の心に勇気を与え、疲れを癒す「心が楽しくSwing(揺らぐ)」するライブでした!

また、ライブで会える日を楽しみしています。

ありがとう!『井手麻理子&宮原永海』!

BLUES ALLEY JAPAN-2

「心が楽しくSwing(揺らぐ)」するライブ