本日は電車の中で、心が和(なご)む、ほのぼのとした光景を目にしましたよ!

昨日に引き続き、朝から好天に恵まれた日となったのでパワースポットを巡る計画を立てて、浜松町の「増上寺」に行ってきましたが、その帰り道の電車の中での一コマです。

JR総武線で帰宅途中、新宿駅から若いお母さんと4~5歳くらいの可愛い男の子が乗車してきました。

新宿駅で多くの人が降りて、ちょうど自分の隣の座席が二人分空いたので、そのお母さんと男の子が座りました。

自分の隣に座った男の子は、お行儀よく靴を脱いで、車窓から外の景色を眺めていましたね。

お母さんと男の子の会話から、遠くの田舎から東京のおばあちゃんの家に行く途中のようです。

田舎の電車と違うようで「とうきょうは、たんぼがなくて、おもしろい!」と、しきりに窓の外に目を凝らしている様子。

文字も読めるらしく、駅に到着するたび、「おおくぼ、ひがしなかの、なかの」と駅名をハッキリ声に出し、車窓から流れる街の看板には「アコム、プロミス(何故か消費者金融ばかり)」と、カタカナもマスターしている様子。

とても頭が良い子だなと思いましたよ!

車内には、高校生くらいの女の子が4人、ご高齢のご夫婦らしきカップル、自分のような休日に暇を持て余しているようなオッサンが数名いましたが、車内の混雑はなく、ほのぼのとした日曜日の午後と言った感じでしたね。

さて、その電車が西荻窪駅から吉祥寺駅に到着する少し前に事件が起きました。

その男の子は、その間、駅名や街の看板を読み上げていたのですが、突然、大きな声でこう言いました。

男の子「あれ?ソー○ランド? ねえ、ママ、ソー○ランドってなに?」(あえて一文字伏字にします)

車内が一瞬に凍り付く...
自分も何故か心臓がバクバク...

心の中で(坊や!そこはディズニーランドじゃない!)と叫びましたね。
字を覚えた子供は、無敵だ!

それまで、友達と楽しそうに話しをしていた女子高生の女の子達も話が止まり、スマホを見ていたオッサン達も注目しています。

ご高齢のご夫婦も目を丸くして、その親子に注目...

そうなんですよ、JR総武線の西荻窪駅から吉祥寺駅の間に、この風俗の看板が大きく、無造作に見えるところがあるんです!

以下、その親子の会話

男の子「ねー、ソー○ランドって、ディズニーランドみたいなところ~、ダッフィーいるの?」

若いお母さん「(少しも慌てずに)あら、ホントに看板があるのね。○○ちゃんみたいな、子供は行けないと思うな~(少し楽しそうに)」

男の子「ママ、いったことあるの?」

若いお母さん「行ったことないな~、ママが行っても面白くないしね(笑)」

男の子「じゃ、パパはいったことあるの?」

若いお母さん「さぁ、どうかしら?お家に帰ったら、パパに聞いてみようかな?(笑)」

男の子「うーん...ねえ、パパといってもいい?」

若いお母さん「パパと行ったら、○○ちゃんもパパもハダカにされて、パンツとられちゃうかもよ(笑いながら)」

男の子「海賊がいるの?ヤダ!ボクいかない!」

そのまま、次の三鷹駅でその親子は、楽しそうに降りていきました。

その時の描写を文書でうまく表現できないのですが、その若いお母さんは、子供の不意の言葉に少しも動揺せずに、うまくかわした感じが、堂々として立派でしたね。

いつしか、車内の雰囲気は、緊張から笑顔に...

その暖かく、ほのぼのとして会話を聞いて、パワースポット以上のご利益を受け取った感じがしましたね。

お母さんと子供の会話がこれほど、暖かく心に感じるなんて、自分も年取ったなぁ~!

あっ、イケない!
吉祥寺で降りるの忘れた!

A mother takes twenty years to make a man of her boy, and another woman makes a fool of him in twenty minutes.
母親は子供を男に育て上げるのに20年かかるというのに、他の女性は20分で男をバカにしてしまう。

by Robert Frost (ロバート・フロスト/米国の詩人 )

ディズニーランドじゃない

坊や!そこはディズニーランドじゃない!