平成最後の12月、カレンダーも最後の一枚となりました。
あわただしい師走となり、みなさんも何かとご多用のことと存じます。

さて、私事ですが、12月に入ると平日の夜は、忘年会という名の「仕事」に追われる毎日。
嫌になりますね(笑)。
元々、酒は苦手だし、面白くもない仕事の話題を
無理やり面白おかしく話さねばならないとは(悲)。。。

しかし、その分、土日はライブへの期待が高まります。

そこで!本日(12月8日)は、あるアーティストさんのお誕生日ですが、そのBirthdayを祝うライブにお邪魔しましたよ。

つい最近、デビュー20周年を祝うライブにも行ってきたのですが、
今回も楽しいライブとなりました。

そして、このアーティストさんは、自分と違って「お酒大好きの酒豪です」大ジョッキに注がれたビールをスポーツドリンクのように飲む(笑)。

そうです!100万Caratの輝きを持つ「奇跡の歌声」!
井手麻理子さんのBirthday Live に行って来ましたよ!

ライブ会場は、地元吉祥寺にある「SOMETIME」嫁さんと待ち合わせて開場時間に到着!

20181208-01
レトロな雰囲気が漂っていい感じです。

吉祥寺の老舗ジャズクラブとあって、レトロな雰囲気が漂っていい感じです。

さて、今回のライブは、ジャズピアニストの堀秀彰さん、ジャズヴァイオリニストの里見紀子さんとの共演になりますが、奇しくも全員が同じ12月8日生まれ!奇遇ですね。

そして、共通点として「酒が強い」とか(笑)。
井手さんは、その中でも「相当に強い」らしいですよ(笑)。

しかし、この12月8日は、アーティストにとっては、特別な日でしょうね。

何故なら、ビートルズのジョン・レノンやボサノバの祖であるアントニオ・カルロス・ジョビンの命日でもあるからです。

一つの歴史が終わり、新しい歴史が生まれるような感じがします。

もし、音楽の神が存在するなら、粋な計らいですね。

そして、今夜のライブ!
まるで、ジャズの本場!
ニューヨークやニューオリンズの
クラブにいるような錯覚を感じましたよ(笑)。

スタンダードなジャズ演奏と歌でこれほど楽しめるとは。。。
まさにジャズに酔いしれた夜になりました。

しかし、ジャズの魅力って、どう説明したらいいのかな。。。

まぁ、一言でいうと「即興的な音遊び」だと感じます。

何拍子かわからないアドリブのような演奏から
完成されたリズムを刻んでいく独特の4ビートスウィング。

そのスウイングするリズムが、聴いた人の魂を揺さぶる!

これが「ジャズの醍醐味」でしょうかね。


さてさて、今夜のライブも最初にタップリと4ビードスウイングを刻むジャズの演奏(ピアノ、ドラム、ウッドベース、バイオリン)を楽しんだ後に井手さんが全編英語のスタンダードナンバーを歌ってくれる構成になっていました。

ジャズの演奏では『ONE NOTE SAMBA』、『Traveler』、『約束』、『きよしこの夜』が良かったですね。まるでメロディや調律を越えた次元に「スウィング」をしていくように身体が自然と動いてました(笑)。

よく見ると周りのお客さんも音楽を聴きながら身体を4ビートスウイング合わせて動かしてましたよ(笑)。

カクテルを傾けながら「ジャズを聴く」、「ジャズに酔う」!そんな言葉が、お酒が弱い自分でも理解できる気がしました。

そして、ジャズシンガー「井手麻理子」さんの登場!
今夜は、以下のナンバーを歌ってくれました。

1.『SPINNING WHEEL』(Blood Sweat & Tears)
2.『I wish』(Stevie Wonder)
3.『I Can’t Make You Love Me』(Bonnie Raitt)
4.『Louisiana Sunday Afternoon』(Diane Schuur)
5.『Love is Blind』(Janis Ian)
6.『STREET WALKIN’WOMAN』(Marlena Shaw)
7.『There must be an angel』(Eurythmics)
8.『When a Man Loves a Woman』(Percy Sledge)
9.『Route 66』(Bobby Troup)


ジャズシンガーとして
すべて原曲の英語で歌ってくれましたよ。

お客さんの中には、外国人の方もいましたが、ウットリと聴き惚れていましたね。
やはり、凄いな!この歌唱力は。。。

これって「外国人が演歌を歌って日本人を感動させる」ようなものだと思いますよ。

やはり、ジャズのナンバーを歌っている様子は
「水を得た魚」のように生き生きして見えますね。

自分は、ジャス風に4ビートアレンジを加えた『I wish』とMarlena Shaw(マリーナ・ショウ)の名盤と言われる『STREET WALKIN’WOMAN』、絶品のスライドでギター演奏をする女性スライド・ギタリストの草分け的存在として有名なBonnie Raitt(ボニー・レイット)の『I Can’t Make You Love Me』が印象に残りました。

ジャズの生演奏に合わせて流れるようなスキャット!
いろんな洋楽をCOVERし、圧倒的な歌唱力で表現!
そして、歌はアップテンポな曲も、バラードもこなせる。

ピアノやドラム、ウッドベース、バイオリンなど楽器の演奏を際立たせるようにループさせて歌い、楽器の音と重なるように調和していました。

ある意味、楽器のように正確なリズム感と精密さを感じさせる歌い方です。
おそらく、この日本では、史上最高のジャズシンガーだと思いましたよ。

いや、本当に凄い!
良い歌を聴かせてもらいました。
一緒に行った嫁さんも大満足でした。

MCでも、お話しされてましたが「ワイン派」なんですね(笑)。

すこし、意外でしたよ。持参したお酒がワインで良かった。

これからも良い歌を聴かせてください。

改めて、誕生日おめでとうございます。
そして。。。ありがとう!


ライブが終わり。。。
充実感の溢れた良い笑顔を見せてくれましたよ(笑)。
お疲れ様です。

20181208-00
誕生日おめでとうございます。