「歌の上手さ」=「歌唱力」
この方式には、ある一定の条件があるように思えます。
一般の人には、気づかないスキルが存在しているようにも感じる。
これは自分の個人的な意見ですが、歌は最初のフレーズをどう歌かで、そのシンガーの世界に引き込まれるか否かでわかれます。
最初の発声でその場の空気が変わり、圧倒的な輝きを放つ歌声が存在するならば、それは、まさしく「100万カラットの輝き」といえるでしょう。
この「奇跡の歌声」を感じるアーティストに、まだ自分は数人しか出会えていません。
そして、2017年12月8日(金)の夜、自分が実際にこの耳で聴いた「奇跡の歌声」の中で「100カラットの輝き」と評価するアーティストさんのライブに行ってきましたよ。
仕事が忙しい時期ではありますが仕事を早退してでも聴きたい歌声でした。
また、今回のライブは、そのアーティストさんの「Birthday Live」でもあり、会場が地元の吉祥寺となれば、行くしかないでしょう(笑)!
そうです!
この吉祥寺では「マリコとヒデーズ」でも名が知られている井手麻理子さんのライブに行って来ました。
会場は、吉祥寺のライブハウス「SOME TIME」。
このライブハウスでの「Birthday Live」今回で5回目(5年目)となるそうです。
井手麻理子さんは、12月8日が誕生日だそうですが、奇しくもジョンレノンの命日と重なりましたね。
何か胸に感じるものがありましたよ。
さて、今回のライブは、他にもジャズピアニストの「堀 秀彰」さん、ジャズバイオリニストの「里見 紀子」さんも参加していて、なんと、このお二人も井手麻理子さんと同じ、12月8日生まれだそうです。
同じ誕生日のアーティストが3人揃うなんて、凄い偶然ですよね。
そして、ウッドベースに「中林 薫平」さん、ドラムに「長谷川 学」さんも参加した遊び心溢れるジャズティストのとても良いライブになりましたよ。
ジャズと言えば、会場となったライブハウスの「SOME TIME」は、1975年から吉祥寺の街で上質なジャズを提供してきました。
ジャズファンの間では、かなり有名な老舗のライブハウスです。
自分は今回、初めてこのライブハウスに入ったのですが、店の真ん中にステージがあって、それを取り囲むように客席が配置されていました。とてもレトロで落ち着いた雰囲気が漂っていて、ジャズの演奏を楽しむための空間が整っている感じですね。
案内された自分の席は、ピアノ、ウッドベース、ドラムの演奏者の真後ろの席なので、井手麻理子さんの後ろ姿しか見えないかと、かなり動揺しましたが、実際にはじまると、グランドピアノに向かってこち側を見て歌ってくれました。
歌い手が楽器の演奏者と正面から対峙する感じのステージングです。
よって、歌に関しては、ほぼ正面で見て聴くことができましたよ(^^;
グランドピアノの演奏者を挟んで、すぐ向こう側に井手麻理子さんの歌う姿が見える風景は、とても絵になってカッコ良かった!
あとから考えると一番いい席だった可能性がありますね。
さてさて、今回のライブは 1st と 2nd の2ステージで、ジャズの演奏と歌を楽しむ構成でした。
当然、歌はジャズティストがバリバリのラインナップでした。
まさに「ジャズシンガー井手麻理子」の世界を楽しむことができましたよ。
ところで、ジャズに関してですが、自分はふだん聴くことはあまりありませんが、生でそのジャズ演奏を聴いてみると、これがけっこうハマりますね。
凄く、良いですよ!
ジャズは、西洋楽器をベースにした西洋音楽とアフリカ系アメリカ人の独特のリズム感覚が融合して生まれた音楽です。
酒とリズムに酔いしれるそんな空間を感じますね。
堀 秀彰さんが演奏する『Singing to the sky』、5拍子、4拍子、6拍子と演奏が自由気ままに複合してラプソディーのような『Santa Claus Is Coming to Town(サンタが街にやってくる)』、里見 紀子さんのバイオリンが奏でる『男と女』、『Mr.K.B.』は、結構ハマりましたよ!
このジャズ演奏には、スウィング、コール・アンド・レスポンス(掛け合い演奏)、ポリリズム(複合リズム)という言葉があります。
今回のライブでは躍動感のあるノリいい歌が、見事に堀 秀彰さんのピアノや里見 紀子さんのバイオリンとスウィングしていたと思いますね。
1st では以下の楽曲を歌ってくれましたが、自分は『Skindo-le-le』が特に気に入りましたよ!
演奏者とのコール・アンド・レスポンスが絶妙な感じがしました。
『I Wish』(Stevie Wonder)
『I Can’t Make You Love Me』(Bonnie Raitt)
『青春の輝き(I Need To Be In Love)』(The Carpenters)
『Skindo-le-le』(Viva Brasil)
そして、休憩を挟んで、2ndへ。。。
2ndでは以下のラインナップでしたが、ジャズティストで歌ってくれた『There must be an angel』と『When a Man Loves a Woman(男が女を愛する時)』が良かったですね。
ベッド・ミドラーが映画『ローズ』(原題:The Rose)の中でも歌っていた『When a Man Loves a Woman(男が女を愛する時)』も感動しましたが、井手麻理子バージョンも素晴らしかったです。
『Superstar』(The Carpenters)
『Route 66』(George Maharis)
『ヒトシズク』(井手麻理子)
『Louisiana Sunday Afternoon』(Diane Schuur)
『There must be an angel』(Eurythmics)
『When a Man Loves a Woman(男が女を愛する時)』(Percy Sledge)
アンコール『Tennessee Waltz(テネシーワルツ)』(江利チエミver)
今回のライブは、ほとんどが洋楽のカバー曲で、しかもジャズティストでアレンジされていたので日本のライブハウスで聴いてるとは思えない感覚になりました。まるでアメリカのニューオーリンズやニューヨーク、シカゴなどのライブハウスで聴いているような錯覚を感じましたよ。
アーティスト「井手麻理子」の凄いところは、洋楽のカバーを原曲以上に英語で歌いこなし、しかも外国人の前で歌っても拍手喝采を受ける歌唱力があるところです。
自分は、実際に外国人が井手麻理子さんの歌を聴いて「Bravo!」を連発しているところを見たことがあります。
Xmasを前に天使たちが舞い降りるような夜になりましたね。
「歌声に酔いしれる」とは、このことでしょうか。
そうそう、酔うと言えばこんな話題が。。。
実は、井手麻理子さんも、なかなかの酒豪らしいです(笑)!
なんと、一週間で1日は、自分が二日酔いで使い物にならない日があるとか。。。(^^;
朝起きるとウミガメのようになって(どんな状態なの?)、まともにグーが握れないほど、全身が浮腫んでしまうとか言ってましたよ!大丈夫でしょうか(笑)!
だから、意識的にお酒を断つ休閑日を設けるとか言ってましたが、はたして実行できるか自信がないようなことも言ってました(笑)!
どこかで似たようなセリフを別の女性アーティストのライブでも聞いた気がします(笑)!
自分の知っている女性アーティストは酒豪多いですよ、本当に。。。(^^;
確か、井手麻理子さんも血液型が「B型」だった気が。。。
きっと、凄い「酒豪伝説」があると感じますが。。。(^^;
そんな感じで、楽しいライブが終わったのは、23時を過ぎてましたね(凄)!
会場から家まで徒歩で帰れる距離で本当に助かった!
「100万カラットの輝き」をもつ「奇跡の歌声」。
自分は、このアーティストに出逢えて本当に良かったと思います。
これからも、その歌声で多くの人達に感動を与えてください。
Kichijoji 「SOME TIME」 Friday Night♪
A wonderful singer.
Ide Mariko.
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