立秋の候、ひまわりの花も盛りを過ぎ、暦の上では秋となりましたが、まだまだ暑さが続いてますね。
でも「かき氷」、「スイカ」なんていう単語が徐々にノスタルジックに感じる今日この頃です。
失われゆく季節の中に、懐かしさや恋しさを感じさせる想い出の楽曲がたくさんある気がします。
そんなセンチメンタルな気持ちの総決算が夏の終わりにありますよね。
今日は、そんな夏の思いが交差する感傷的なミラージュ(蜃気楼)を見て来ました。
そうです!
井上昌己さんの『2017年マンスリーライブ8月!~夏の終わりに~!』に行ってきましたよ!
会場は昌己ファンの聖地であるライブハウス 高田馬場 音楽室DXです。
さて、今回のライブはアーティスト「井上昌己」の定期ライブとして毎月行われているマンスリーライブですが、気づくといつも「SOLD OUT」になってしまうので、早めにチェックしていました。もちろん、来月分のライブ申込も済んでいます(笑)!
さてさて、15時に開場して座席で16時の開演までくつろいでいると、ライブ会場に20年前の昌己さんのライブ映像が音声付きで流れ始めました。
あ~20年前かぁ~。
若い頃もやっぱりイケてたなぁ~。
と思い出に浸っていると
ライブがはじまる直前に昌己さんの事務所の代表が一言。
代表「それでは、20年後をお楽しみください!」と意地悪な感じで昌己さんを紹介。
場内(爆笑)!
そして、昌己さんが恥ずかしそうに登場。。。
自分はこの展開に『いじわるなDESTINY』を強く感じてしまいましたね。
しかし、代表!
これは、セクハラですよ~。
昌己さん「も~、どっから20年前の映像を見つけてくるのかなぁ~、ライブ始める前からこんな映像流されると今と比較されるから、モチベーション落ちるんだけど~」
会場(爆笑)
きっと、昌己さんも『20年前の自分』から公開処刑をされている感じだったと思います。
しかし、自分はあえて断言します。
アーティスト「井上昌己」は、今が最も魅力的だと。
ヴィンテージワインのようにキャリアとともに熟成され、「本物のプロフェッショナルだ!」と感じました。
何故なら「20年前の声」とまったく変わらないことです。
年齢とともに声量や声質の変化や衰えもあるはずなのに、当時のあの若さ溢れる歌声を正確にリストア(復元)できるなんて!
そして、そんな昌己さんが歌ってくれた楽曲は憧れや恋しさを感じさせてくれる絶品ばかりでしたよ!
今回のライブで印象に残った楽曲は、『向日葵』、『土曜夜市』、『夏休みの贈り物』、『終わりの予感』、『歩きたい』、『女心は未知なもの』、『カセットの最後のナンバー』、『砂浜』、『僕たちの片思い』、『現在はわからない』です。
そして、恒例の「昭和歌謡シリーズ」では、あのピンクレディーの『渚のシンドバット』を振り付けなし(笑)で歌い上げてくれました。
昌己さんの小学生時代のアイドルは、やはりこのピンクレディーだったようですね。
本人曰く、当時は変身グッズ(ステージ衣装?)を着て歌って、躍っていたそうですよ。
ちなみに昌己さんは、「声がハスキーだったのでケイちゃん派」だったとのこと。
こんな話題もありましたよ。
昌己さんは、体調面で現在アルコール類は、控えているそうですが、その反動で一日に2,3個のアイスを間食されているそうです。
特に好きなのは以下のラインナップ!
・ハーゲンダッツ(マカダミア)
・チョコモナカジャンボ
・白くまアイス(練乳)
いくらアルコールを控えているとはいえ、別な意味でよろしくないのでは。。。
ライブ前には炭水化物は、摂取しないようにしていると言われていましたが、そのぶん糖分が。。。
また、9月からホットヨガで健康的に汗を流して、身体の老廃物を出すとも言ってますが、そのあと美味しいビールを飲みたいとか。。。
これは、お酒を美味しく頂くための「ホットヨガ」と理解しました(笑)。
どちらにしても、今後の音楽活動にプラスになるように頑張って欲しいです。
こんな感じで楽しい話題も提供してくれましたが、本日のライブで一番の印象に残った楽曲は、アンコールで歌ってくれた『さよならは8月のミラージュ』ですね。
まさに、夏の終わりに恋のミラージュ(蜃気楼)をとても良く表現した名曲だと改めて感じましたね。
この楽曲には、こんな歌詞が綴れれています。
さよならは8月のミラージュ
フィアンセが待っている あなたには勝てない
くちづけは風のないヴィラージュ
言い訳は要らない 夏によくあること
この数行は、女性の視点から見た夏の終わりの情景でしょうか。。。
何とも言えない余韻を心に残してくれますよ。
特に「フィアンセが待っている あなたには勝てない」という歌詞は、男性にとっては、ハートを撃ち抜かれる衝撃ですね。
男の優しさに無理難題を言って意地悪なことをしたくなる女の性を感じますね。
ある意味、悪女的な歌なのかもしれませんが、男にとっては、こんな女性の存在は、きっと一生忘れらないでしょう。
アーティスト「井上昌己」真骨頂ともいえる自由恋愛の最大公約数がちりばめられた珠玉の作品ですね。
この楽曲に夏の終わりのミラージュ(蜃気楼)強く感じました。
夏ソングは通常、男性アーティストなら、サザンやTUBE、杉山清貴、etc… 多くのアーティストを上げることができます。
いずれも、真夏の太陽と青い海、青春、失恋の歌でも夏の陽射しを感じます。
しかし、女性アーティストは、どうでしょうか?
女性アーティストで『夏女、元祖夏女』とはあまり、表現しないような気がします。
なかなか、見つけられないけれど、あえて上げるなら自分は渡辺美里さんと「元祖 夏女」として井上 昌己さんの名前を上げますね。
ただし、昌己さんの場合は、眩しい夏の陽射しではなく「失恋の影が海に映し出す夏の蜃気楼」。。。
少し、感傷的な雰囲気ですかね、それが彼女の歌声と絶妙にマッチしている気がします。
また、今回はアンコールが終わった後、女性ファン限定の浴衣のプレゼントがありましたよ。
昌己さんが、かつて身に着けた浴衣を会場に来てくれた女性ファンに抽選でプレゼントする企画です。
もちろん、男性ファンは蚊帳(かや)の外ですが。。。
昌己さんが、ひとつひとつの浴衣を説明して「これは、~で着た浴衣で洗濯もしています」とか、どんなシュチエーションで着た浴衣なのか、説明して行く訳です。
しかし、ある浴衣の説明で「あっ、この浴衣、一回着てそのまま洗濯してなかったかな~」とか言った時、会場がどよめきましたね(笑)。
ある男性ファン「この企画は、男性はダメですか?」
昌己さん「男性は浴衣着ませんよね(笑)」
ある男性ファン「彼女とかにあげようと思って。。。」
昌己さん「今度、ライブに連れて来てくれたら男性でもOKです」
なかなか、昌己さんは戦略家ではないでしょうか(笑)!
そう言われて、残念そうにその男性ファンの方は、あきらめましたが、ある意味この企画はマニア受けします(笑)。絶対に!
自分も嫁さんを連れて行けばよかたったかな。。。
最後に、会場出口で昌己さんと代表がファンを一人ずつ見送りに。。。
自分は、本の出版で帯に推薦文を寄せて頂いたのでやっと、御礼を言うことができました。
そしたら、代表と昌己さんがライブ会場に次回、自分の本を置いても良いような事を言ってくれました。
とても、ありがたいことですが、恐れ多くて無理です。
お気持ちだけ、とてもありがたいですね。
それよりも、昌己さんの浴衣が蜃気楼のように消えた夏の終わりの素敵なライブでした(笑)!
Special Thanks.
Shoko Inoue.
Beautiful Phoenix.
Endless superfly.
最近のコメント