紅葉の艶やかなな季節になりましたね
皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます

さて、新型コロナウイルスの第3波!
その感染者の増加で職場でも再び、
自粛や注意喚起が声高に囁かれるようになりました

そんなご時世ですが
自分は、ある方との会話を思い出すことがあります

仮にAさんとしておきます

Aさん「正義という言葉を知っていますか?」

自分「はい(それくらい知ってるよ)」

Aさん「では、その反対の意味を持つ言葉を知っていますか?」

自分は、「不正」や「悪」という言葉を駆使して、
Aさんに説明しましたが、説明すればするほど、言葉に詰まっていました

するとAさんは「正義の反対は、愛なんですよ」と言って、
自分に優しく以下のような説明をしてくれました

「正義」という言葉の中には、「正しくないものを裁く」という意味があります

何かの基準(道徳、社会、法律、秩序、etc…)に反するモノを裁く、それが「正義」であり、それに対して「愛」とは、「人を許し、受け入れ、調和する」そんな意味があると説明してくれました

人を裁くことなく、どんな相手でも許し、受け入れ、調和する

だから、「正義」の反対は「愛」なんだと。。。

Aさんは、今年で90歳をこえる年齢でありながら、今もご健在です

自分は、子供の頃から
この方を知っています

敬虔なクリスチャンであり

些細なことでは、感情的にならず、
精神的に懐が広い方です

当時の自分(20代くらいかな)は、
そのAさんの話を宗教家が話す屁理屈に感じていました

当時の自分は「正義」という言葉を絶対的に信じ、
「正義感」を振りかざしては、周りを批判し続けていました

そんな自分の思い上がった「正義感」
Aさんは、危うく感じていたのでしょうね

自分は、クリスチャンでもなく、
特定の宗教を信仰しいてるわけでもありませんが

今現在、このコロナ禍の中で
あの言葉の本当の意味が解った気がします

今、この世界は、
何が正しいのか「正義」の判断基準を好き勝手に決めて、
誰かを裁こうとする風潮が蔓延している

小さな「正義感」に固執して
どんなミスや過ちも許さない。。。

しかし、それで人は幸福になれるのか?

その「正義感」のために、
かえって人を追い詰め、苦しめることにならないか?

だから。。。

世間から裁かれようとされる人達にエールを贈りたい

前置きが長くなり、すみません
馬鹿げた、独り言だと思ってください(笑)

さて、本日は秋の紅葉が美しく彩る京王百草園「紅葉まつり」会場へ

園内の紅葉が素晴らしく綺麗だった!

(紅葉が見頃!)

歌人、若山牧水が愛した百草園!

この園内には、牧水の歌碑があります

小鳥よりさらに身かろくうつくしくかなしく春の木の間ゆく君

この歌を現代風に訳すと
こんな感じでしょうか(笑)

小鳥よりも軽やかに春の木立の中を駆け抜ける君
とてもきれいで、とても愛しくて、そして悲しげな君

当時、早稲田在学中の若山牧水が
恋人の園田小枝子と訪れ、この歌を詠んだとされています

何となく、儚く美しい情景が目に浮かびますね

(牧水生誕百周年の歌碑)

しかし、そんな牧水に負けず、劣らず、
現代の美しい歌を楽しんできましたよ(笑)

(京王百草園駅の改札を出ると控え目な宣伝が)

今年、ご本人の生歌を聴くのは、3回目!
少なすぎる(驚)

こんな年は、初めてかもしれない
おそらく、今年のラストチャンスだ!

そうです!アーティスト「川久保秀一」さんの
野外ミニステージに行ってきました!

野外ですが、ソーシャルディスタンスを取りながら、生歌をしっかりと楽しみましたよ(笑)

そのセトリは以下となります

第一部(11:30)

1.時の流れに身をまかせ(テレサ・テン)
2.秋桜(山口百恵)
3.木綿のハンカチーフ(太田裕美)
4.よろしく哀愁(郷ひろみ)
5.チンチン電車
6.さあ
7.M-78
Ec.嘲笑(ビートたけし)

第二部(14:00)

1.時の流れに身をまかせ(テレサ・テン)
2.秋の気配(オフコース)
3.木綿のハンカチーフ(太田裕美)
4.よろしく哀愁(郷ひろみ)
5.チンチン電車
6.いつのまにか僕を残して
7.M-78
Ec.ヒーロー

稀代の「雨男」と異名を持つ川久保さんですが、
本日は、天気に恵まれた秋晴れでしたね

周りを見ると

ご家族で観に来ていた、小学一年くらいの女の子が行儀よく座って、彼の歌を真剣に聴いている様子が微笑ましかったです

(現代の牧水)

そんな温かな雰囲気の中、 川久保さんの歌を楽しめましたよ

昔も今も、人の心に響くのは、
やはり「愛」の歌だ!

そんなことを、現代の「若山牧水」が
教えてくれた気がします

個人的には、野外で聴く
『M-78』、『嘲笑』、『秋の気配』、『ヒーロー』
が良かったですね

久しぶりの生ライブ!

残念だけど、今年はこれで終わってしまうのだろうか?

最後に。。。

今、自分たちが苦しんでいる
環境問題も、人権問題も、そして「正義」

それらは、すべて、我々、人間が作り出したものではないか?

それが自分たちに跳ね返っているだけではないか?

正義の反対側、「愛」に生きる人たちへ

「愛」を歌い続けるすべてのアーティストへ


その歌を

すべの人が許し、受け入れ、調和する

そんな「愛」が復活することを信じてる


がんばれ!
そして、ありがとう!

正義の反対側に生きる人たちへ♪