「潮風とサンセット」それに「甘いラブソング」、「波乗りとミュージック」それに「よく冷えたビール」
こんな歌詞が良く似合う!楽しいライブに行ってきましたよ!
8月の蒸し暑さもぶっ飛ばす!DA BUDS(杉山清貴&増田俊郎)のライブです。
このユニットは、まさにサマーソングの王道を突き進んでますよ。
会場は、横浜のライブハウス「THUMBS UP」。
このライブハウスは来年で20周年を迎えるそうですが、この「DA BUDS」も結成から来年で20年を迎えます。
「ハマ(横浜)の音楽」ならこの「DA BUDS」に任せろ!といった感じですね。
このユニットについては2014年にリリースされた杉山清貴さんのアルバム「island afternoon III (初回盤)」を聴いてから、実際に生で聴いてみたいと常々、思ってました。
このライブでは、お互いに「オスギ(杉山清貴)」、「まっすん(増田俊郎)」と呼び合う、フレンドリーな空間が存在しています。
いつまでも半ズボンとアロハシャツとサングラス。そして、永遠の夏をビールを片手に楽しむ遊び人、いや自由を謳歌するアーティストの生き様を感じさせてくれますね。
さて、このライブですが二部構成になっていて、一部がアコースティックギターの二人だけのデュオ、二部はタイトルに「電動」という文字が躍っているようにアコギからエレキに持ち変え、ベースとドラムも加わったバンド構成のライブです。
それぞれが楽しく魅力的なライブでしたよ。
まずは、一部。
「DA・BUDS愛のテーマ」から厳かに始まり、アコギでまったりと音楽を楽しみ、愉快なMCで徐々にライブが盛り上がります。
このライブハウスで行われる「DA BUDS」のライブは、今年の1月以来となります。
8ヶ月ぶりですね。
時間が経つのが早い気がします。
この楽しいライブの記憶を辿ると以下のような会話が開始直後からはじけてましたよ(笑)。
まっすん「1月から8月まで、杉ハマ清貴さんはどんな暮らしをされてましたか?」
(何故か?たまに杉山さんを「杉ハマ」、「キヨタケ」とか言ってましたね)
杉山さん「私ですか?レコーディングをしたり、ライブをしたり。。。」
まっすん「それ、普通だよ!」
杉山さん「えー!」
まっすん「でも、オスギは、佳孝さん(南佳孝)とアルバムを出したり、そのあと自分のも出したりでラッシュですよね~、みなさんも聴きましたか『Driving Music』!ボクもあるルートから入手しましたよ!」
杉山さん「(笑)」
まっすん「ボクが子供の頃、テレビで見た杉ハマ清貴さんが。。。」
杉山さん「ちがう~、そんなわけない(笑)」
まっすん「あっ、その頃はまだ、杉山清貴だったか~!でもあの頃が蘇る感じだよね!AORの、そうシティポップスの貴公子!ここに帰る~!って感じだよね!これ(アルバム)はあの時代のイントロだよなオスギ!また肩パット入れちったのかと思ったよ(笑)!」
(場内、爆笑)
杉山さん「ところで、まっすんは、1月から8月まで何をやってました?」
まっすん「ボクはね、月曜日と木曜日は自宅のゴミを出してましたよ」
杉山さん「いやいや、1月から8月までの話ですよ!」
まっすん「だから、雨の日はゴミをちゃんと出さない人がいてね、そのチェックをしていた1月~8月でしたよ!」
(場内、大爆笑)
こんな漫才のような杉山&増田コンビの会話に場内は楽しい雰囲気に包まれましたね。
何となく思ったのですが、この楽しい雰囲気は杉真理さんと村田和人さんのスペシャル・ユニット「Aloha Brothers」をふと感じてしまいました。
この「DA BUDS」はいつまでも続いて欲しいです。
さてさて、肝心の音楽ですが、この一部では「灯台 ~輝く季節~」、「ピアノマン」、「冬の海」、「終わらない夏」が印象に残りましたね。
特に杉山さんの盟友だった松下一也さんを偲んで歌ってくれた「ピアノマン」は良かったです。
2004年に44歳の若さで亡くなられた松下さんも今年の8月23日で13年目を迎えます。
この8月13日の迎え盆に合わせて歌ってくれたような気がしますね。
また、桑名正博さんのカバー「冬の海」も良かったなぁ~。
自分は、まだガキでしたが、それでも当時、桑名さんのカーリーヘアをまねた若いミュージシャンがたくさんいたような記憶があります。
そこで、まっすんが一言。
まっすん「今なら、ドン・キホーテとかで、あのカツラが売っているけど、ボクがかぶると 今泉正義になってしまうかな?」
(場内&杉山 爆笑)!
こんな感じで一部は、あっという間に終了。
15分間の休みを経て、二部へ。。。
二部のオープニングはエレキギターを持った二人が登場、そこにベースとドラムも参加してノリノリのロックな感じでした。
ところで、自分は杉山さんのエレキに思わず注目!
あれは、Fender USAの超ビンテージ物ですよね。
ご本人は、19歳の頃(きゅうてぃぱんちょす時代)におばちゃんから30万円を借りて購入したと言ってました。
スーパーレアなエレキとその音色も聴けてラッキーでしたよ。
そして、ドラムを除き出演者オールスタンディングから「レイジームーン」でスタート!
まっすんがとても嬉しそうに演奏していたのが印象的でしたね。
曲の間奏もワザとか?少しすっ飛ばしてましたよ(笑)。
でも、まっすんは若い!
一見するとアニメのドラゴンボールに出てくる「亀仙人」のようですが、ギター演奏やそのヴォーカルは、まだまだ現役世代ですね。
あと100年は大丈夫な感じがして、自分も嬉しくなりました。
しかし、この二人は演奏や歌い方もそれぞれ特徴がありますね。
杉山さんは「奇跡の歌声」が響くシティポップスの王道な歌い方ですが、まっすんの場合は「遊び心溢れるアーティスト」といった感じで、これぞエンタテインメントですね。
歌や演奏以外の話芸というかMCでも、お客さんの心を掴むのが上手いですよ。
曲と曲との間のMCでいきなり、こんな話題もフッてきました。
まっすん「この中に不倫をしている人はいますか?」
場内「えっ~!」
杉山さん「なんで、そんな話ふるの?」
まっすん「だって、オスギが『何か話せ』というからさぁ。でも最近、国会議員や昔、スケバン刑事をやってた人達が『一線は越えてない』とか言ってるけれど、『一線を越える』とはなんでしょうかね?、世間では一斉に吹き出すように『一線、一線』とささやかれていますが。。。」
杉山さん「一線。。。う~ん。なんでしょうかね」(考え込む)
まっすん「(間髪入れずに)チューニングしとけ!」
(場内、爆笑)
何か、冴えわたるギャグでしたよ!
そこから、淡い初恋をテーマにした「永遠の手前 ~海で二人は~」に持っていく感じは「上手い!」と手を打ってしまうほどでしたね。
その他には、「Fun Time」、「広い草原」、「Summer of ’79」、「Endless Summer」、「What’s going on」が印象に残って良かったですね。
杉山清貴×増田俊郎 の最強コンビ「DA BUDS」の素晴らしいライブの夜になりましたよ。
まっすん「じぁ、今夜の事、オレ忘れないから!みんな、ありがとう!」
この言葉を胸に心地よく横浜駅に向かいました。。。
I remembered good music!
Special thanks!「DA BUDS」
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