みなさん、渡り鳥のV字型飛行を知っていますか?
それは、一羽の鳥が先頭に飛んで残りの鳥たちを引っ張るようにV字型の飛行編隊を組んで飛ぶ様子を指して言いますが、この先頭に飛ぶ鳥の羽ばたきで発生する上昇気流は、何と!彼らが飛ぶ体力の平均32%を節約してくれるのです。
このV字型飛行の上昇気流があるからこそ、彼らの長距離移動が可能になるわけです。
当然、先頭で飛ぶ鳥は最も体力が強く、健康な鳥が選ばれます。
しかし、体力の消耗も激しく、飛んでいるうちに徐々に弱ってきますが、そんな時は他の鳥たちが交代で先頭に変わって飛んでくれるんですよ!
こうして、渡り鳥たちは互いに体力を補い、長い旅でも脱落する仲間が出ないように助け合います。
さて、今回は、そんな渡り鳥のV字型飛行のように力強くファンを引っ張ってくれるアーティストのライブに行ってきましたよ!
そうです、天才アーティスト『黒沢秀樹』さんのライブに行ってきました!
場所は、下北沢のビルの4階にある『風知空知』というオープンな感じのライブハウスで昨年(2016年)の黒沢さんのバースデーライブで一度来たことがありますよ。
今回のライブでは「黒沢秀樹の歴史を振り返る音楽の旅」がテーマであると、ご本人が言っていましたが、それは「L⇔R」の歴史も少したどることでもありますよね。
あの時代をV字型飛行のように多くのファンを牽引して、一時代を築いたグループ「L⇔R」。。。
今回のライブは、そんな黒沢秀樹さんの明るい表情と生歌が聴けましたよ。
あのクリスタルボイスと非凡な感性も鈍ることなく輝いていました。
そうですね、一言でいうと「何かが吹っ切れた!」ようなものを感じましたね。
心のわだかまりや迷いがなくなったような気がしました。
前置きが長すぎましたね。。。
それでは、ライブの感想にいきます。
ライブ会場には開場の15分前に到着、すでにビル4階のライブ会場に続く非常階段に予約番号が貼り付けてありました(^-^*)。
その階段で待つこと15分間。あっという間に時間が過ぎて、いよいよライブ会場の中へ。
やはり、圧倒的に女性ファンが多い感じです。
自分一人なら肩身が狭く感じますが、今回は前回と同様に「いつの間にか黒沢ファン?」となった嫁さんがいたので少し安心。。。
オープニングは『Endless Harmony』から始まりましたよ!
いきなりトップギアにアクセルを踏み込んだ感じですかね。
この楽曲は、凄くノリのいいアップテンポな曲なので、いつもだとライブの後半で歌われることが多いと感じますが、意表を突かれましたよ(^▽^)!
当然、会場から「秀樹~!」の声援が上がりました。
ご本人によると、今では定番となった曲の途中での「秀樹」コールを発案したのは「SOWAN SONG(ソワンソング)」らしいですね。
今回のライブには彼も見に来る予定なのだそうですが、少し遅れて来るそうなので「彼が来る前に歌ってしまおう!」と思ったらしいですよ(^▽^)!
盟友である「SOWAN SONG(ソワンソング)」は、この楽曲が好きで盛り上げ役を自ら進んでやるらしいのですが、先に歌って「ガッカリ」させると言っていました(^-^*)。
アーティスト「黒沢秀樹」のお茶目な一面を見たような気がしましたね。
後から本当に彼が見に来ていたので、自分は少し面白かったです。
理由を知らない本人は、「あれ?、いつ『Endless Harmony』を歌うの?」といった感じだったのではないでしょうかね(^-^*)。
その後、ライブの前半は『気ままな love song』、『恋のスパイス~spice of love~』、『日の名残り』と続き、アルバム『colorations』の名曲が続きましたが、『青空のように』を歌った時にちょっとしたサプライズが!
ごくふつうに黒沢秀樹さんが『青空のように』を歌い終わったように感じたのですが。。。
しかし、曲を歌い終わった後、黒沢秀樹さんが解説してくれましたよ。
なんと!ギターに装着するカポタスト(演奏補助器具)を間違えて半音下げた位置に付けしまったらしいですね(^_^;。。。
本人は、歌い始めてすぐに違和感をもったらしいです。そして、歌いながら自分の演奏しているギターを見るとカポタストの位置が半音下がっていることに気づいて、そのまま半音下げたまま歌いきったと言っていましたが、これって、凄いリカバリじゃないですか?
そのあと、カポタストを正規の位置に付け替えて、ノーマルな『青空のように』を歌い直して、半音の上げ下げの違いを教えてくれましたよ。
会場は、拍手喝采でしたね。
いったい彼は何オクターブまで操れるのでしょうか?
このあたりがプロフェッショナルな感じがしますよ。
まさに「magic voice(魔法の声)」ですね。
ライブ後半は、ご本人も言ってましたが「黒沢秀樹の歴史を振り返る音楽の旅」でしたよ!
当然、「L⇔R」時代の楽曲もガッツリ歌ってくれました。
『U-EN-CHI [遊園地] 』、『僕は電話をかけない』、『そんな気分じゃない』、『FLYING』
特に自分は『U-EN-CHI [遊園地] 』が印象に残りましたね。
この楽曲は作詞、作曲は、ともに『黒沢秀樹』がクレジットされ、1993年のアルバム『Land of Riches』に収録されていますが、時代を感じさせない名曲だと思います。
「さようなら ストロボの夢に微笑んだ僕の遊園地~♪」という歌詞から始まりますが、素晴らしいポエムですよ!
当時から天才的な感性を持っていたんだと、改めて感じましたね。
そして、再び「黒沢秀樹」の生歌で聴くことができた奇跡を楽しませてもらいました。
また、ソロになってから直近までの楽曲も楽しめましたよ。
『Believe』、『1997年のダイアナ』、『Interview』、『wonderful summer』、『恋の色』、今回はソロで歌いましたがクロソワンの『なんでもない話』
このラインナップだと自分は『かもめ児童合唱団』に楽曲提供した『恋の色』が印象に残りましたね。
アンコールで歌われた楽曲ですが、とても洗練された童謡に仕上がっていますが、アーティスト「黒沢秀樹」が歌うと「癒やしのバラード」に聴こえます。
そして、アンコールで歌われたもう一曲『恋のタンブリング・ダウン』。
これ、久しぶりに聴きましたが、絶品でしたよ!
作詞「黒沢健一」、作曲「黒沢秀樹」。
あの時代の「L⇔R」の輝きがちりばめられた傑作ですね。
今回はアコースティックギター1本で「色あせた写真に たどる記憶の扉の向こう」側の世界を輝きに変えてくれました。
懐かしさと同時に決して色あせない新しい発見もあります。
それは、アーティスト「黒沢秀樹」の歌声にある種の才能を感じるからですかね。
彼の洗練されたセンスやその世界感は、一度ハマルと癖になりますよ!
さて、今回はビルの4階にある会場でライブが行われましたが、ある意味オープンエアーで開放感があふれていました。アーティスト「黒沢秀樹」の『癒やしのクリスタルボイス』の魅力をこころゆくまで楽しめました気がします。
去年、黒沢秀樹さんが趣味で山登りを始めたと言っていたことを思い出しましたが、山の高原や静かな海の渚など、自然が溢れるような場所で彼の楽曲を聴いて見たくなりました。何故なら、アコースティックギター1本だけでも聴く人の心を癒やすパワーを持っているからです。
自分は、そんな「黒沢秀樹の楽曲」自然の中でじっくりと聴いて見たくなりましたよ。そして今、「黒沢秀樹」のV字型飛行は、始まったばかりだと感じています。
これからも、多くのファンを力強く引っ張って飛び続けていくでしょう。
そして「黒沢秀樹」を愛する多くのファン達は、彼が少しだけ疲れや悲しみを背負った時、彼が元気を取り戻すまで代わりにV字型飛行の先頭に飛んで先導してくれるでしょう。
そんな『素晴らしい音楽の旅』を予感させるような感動的なライブでした。
素晴らしい才能と感性を合わせ持つ、「天才アーティスト黒沢秀樹」ありがとう!
そして、2週間後のライブ「帰ってきた秀樹と秀俊」も期待してるぜ!
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