感謝の気持ちを簡単に表現するときに「ありがとう」という言葉を使います。
しかし、自分は「ありがとう」のたった五文字の言葉をあまり使わずに生きて来ました。
それを言うことで、損をすることなど無いのに、何故でしょう?
そもそも感謝することが少ないのでしょうか?
それとも、感謝することに気づいていないのでしょうか?
たぶん、自分は後者だったような気がしますね。
人から「ありがとう」と言われても、当たり前だと思っていたり、逆に「ありがとう」と言わなければいけないことを当たり前だと感じていたり...感謝することに気づかず、「ありがとう」を言わずに生きて来たようですね。
その一言を口に出して、言うか否かで、もっと違う人生があったのかもしれませんね(笑)。
今回は、その「ありがとう」という言葉を何度も言えるようなライブに行ってきましたよ!
千葉県松戸市の料亭「富吉」で行われた『第5回 スペシャル・コンサート』です。
料亭でライブ? 少し変わった趣を感じますね(笑)。
実は、この料亭「富吉」の女将さんは、このイベントに出演されている「Baladin Annex(バラダン・アネックス)」の大ファンで「追っかけ」をしているとか(笑)!
そして、この料亭でのイベントは、今回で5年目を迎えるそうですよ!
その女将さんは、御年八十歳になるそうですが、バイタリティーに溢れた正に「料亭の女将」のイメージそのまんまでした(笑)!
このライブでは、旬の料理を堪能した後、心と身体にやさしいひとときを提供することをコンセプトにしています。イメージとしては、クラッシックのコンサートをイメージしていましたね。
自分は、今回のライブに行けるかどうか、ギリギリまでわかりませんでしたが、何とか時間を空けることができましたよ。
会場となる料亭「富吉」に17:30頃に到着し、受付けを済ませてから2階の大広間へ案内されました。
80畳くらいの大広間で他のお客さんと一緒に料亭のお料理いただきましたよ。
そして、イベント開始予定の19:00頃に同じ2階にあるイベント会場へ案内されました。
そのイベント会場ですが、普段はフローリングの椅子席宴会場になっているようですね。
このイベントの為に100席ほどの椅子が用意されていましたよ!
もちろん満席です。期待が膨らみますね。
ほとんどのお客さんは、クラシック音楽やその演奏が好そうな人達でしたね。
自分の周りにも、落ち着いた感じの上品そうな方ばかりでしたよ。
皆さんは、おそらくアーティスト「川久保秀一」を初めて見たのではないでしょうか?
さてさて、このライブですが「Baladain(バラダン)」と呼ばれる室内管弦楽団から主要メンバー4人で構成された「Baladin Annex(バラダン・アネックス)」というユニットが主体の演奏会となります。
この「Baladain(バラダン)」とは、フランス語で「旅するアーティスト」を意味するそうですね。
通常の編成は、ピアノ、ヴァイオリンⅠ・Ⅱ、ヴィオラ、チェロ、オーボエ、パーカッションの7人で構成されたクラシック・スタイルの小さなオーケストラです。
その中のピアノ、ヴァイオリン、オーボエ、パーカッションの4人が「Baladin Annex(バラダン・アネックス)」となります。
韓流ドラマの音楽演奏などで高い評価があり「冬のソナタ」の主題歌を歌ったRyuさんの全国ツアーにも精力的に参加されていたようです。
その演奏は「癒しの芸術品」とも云われているそうですよ!
そして、この演奏会のゲストとして出演するアーティスト「川久保秀一」と、どんな音楽の融合になるのかを期待していました。
まずは、「Baladin Annex(バラダン・アネックス)」の4人が韓流ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』(きゅうていにょかん チャングムのちかい)のテーマ曲の演奏ではじまりました。
自分は、室内管弦楽団の演奏を生で聴くのは、初めてでしたが、なかなか調和のとれたいい音楽でしたよ!
その後、一人ずつ演奏者が楽器を独奏するのですが、特に『口笛吹きと犬』を本当に口笛だけで表現した市川仁志さんの口笛は魅力的でしたね。
この市川さんは、実際にアメリカの口笛の大会で賞をいただいたそうですよ!
また、意表を突くの和太鼓で『ソーラン節』を叩いた田中まさよしさんの演奏は迫力がありましたね。
和太鼓も日本のクラシックなのだそうです(笑)!
最後は、『冬のソナタ』の「初めて」と「最初から今まで」を演奏してくれました。
改めて、クラシック演奏の魅力を感じることができましたよ。
イベントの前半は「Baladin Annex(バラダン・アネックス)」の演奏でしたが、自分はクラシックの音楽の良さに気がつきませんでしたね。
生で聴くクラシック音楽の演奏に癒されました。
クラシック音楽の良さを気付かせてくれて「ありがとう」という気持ちになりました。
さて、後半は今回の演奏会のゲスト「川久保秀一」のご登場です。
後半のイベントでは、川久保さんのバックを「Baladin Annex(バラダン・アネックス)」が演奏をしてくれたのが最大の魅力でしたね。
今回は、カバー曲をアンコールを入れて4曲、川久保さんのオリジナル曲を3曲、合計7曲を熱唱してくれました。カバー曲では、尾崎豊の『I Love You』とキム・ボムスの『会いたい』が凄く良かったと思いますね。
クラシカルな演奏で表現された楽曲は、オリジナルを越えた新しい世界を感じます。
特に全身全霊を込めた『会いたい』の熱唱は、凄い盛り上がりでしたね。
自分は、こんな情熱的な歌い方をする「川久保秀一」をはじめて見たような気がします。
「Baladin Annex(バラダン・アネックス)」の演奏がそうさせるのでしょうか?
身体全体で表現するような歌い方は、背の高い川久保さんをより一層、ダイナミックに、そして魅力的に見せる気がします。
今までは、センターマイクの前に座って、ギターを弾きながら歌うスタイルを見てきましたが、今日のような身体全体を使い、身振り手振りを交えて熱唱するスタイルは男の自分から見ても「カッコイイ」と感じましたね。
往年の「西城秀樹」を感じさせます。少し古いか(笑)!
また、川久保さんのオリジナル曲『Evenfall』、『M-78』、『そして』の3曲を熱唱してくれましたが、韓流音楽風にアレンジされて聴きごたえ抜群でした。
演奏の違いで、同じ楽曲が全く違う魅力を持って生まれ変わるように感じました。
今回のイベントですが、自分の周りは、ほとんどがアーティスト「川久保秀一」をはじめて見る人ばかりだったと思います。
そんな時、その人達がどんな反応を見せるのか、凄く興味がありました。
はじめて見るアーティスト「川久保秀一」の歌や楽曲をどんな風に感じるのかと...
その普段はクラシック音楽しか聴かないような人達が、川久保さんの歌に合わせて、一生懸命に手拍子や拍手で、喜びを表現しょうとしていました。
時には、川久保さんと一緒に歌を歌い、笑顔で楽しむ様子も観れました。
そんな人々の様子に、自分は感動しましたね。
「川久保秀一」の歌に人の心を動かすような奇跡を感じましたよ!
まずは、会場となった料亭「富吉」に感謝します。
旬の料理と心と身体にやさしいひとときを提供してくれて「ありがとう」!
次に、この「旅するアーティスト」達に感謝します。
「Baladin Annex(バラダン・アネックス)」の素晴らしい演奏に「ありがとう」!
そして、新たな音楽の魅力を楽しませてくれたアーティスト「川久保秀一」に感謝します。
期待を裏切らない音楽とライブパフォーマンスに「ありがとう」!
というわけで、今回は素直に「ありがとう」が言えるライブでしたよ!
最後にこのライブで感じたことをお話ししますね。
今後、自分はどれだけ「ありがとう」と言えるのでしょうか?
たぶん、その言葉を言えば言うほど、素晴らしい音楽にも出逢えるような気がします。
どうやら音楽とは「ありがとう」に気づく旅を演出してくれるようです。
そして、素晴らしいライブとは「ありがとう」との出逢いなんだと...
Special Thanks.
Good cooking!
料亭「富吉」
Good performance!
Baladin Annex(バラダン・アネックス)
Good artist!
Hidekazu Kawakubo.
昨晩のご様子のイメージがわいてきました。
詳しく書いてくださること。感謝です。行きたくてもいけない。知らない方にも伝わる文面。お気持ちも込められていて、心からありがとうございます。
川久保さんの歌われるお姿と歌声が脳裏に浮かびました。想像以上だったのでしょうけど。
オーケストラとの共演が増えているし、それを望むミュージシャンも。
繊細な音色と安らぎ。癒しを求めているのか。音への追求でしょうか。
コメントを頂き、まさに「ありがとう」ございます(笑)!
おっしゃるとおり、感謝ですね。演者も観客もお互いが感謝の時間を共有することができる出会いの時間をライブに求めているように感じました。「ささやかな日常のワンシーン」(RADIO ON TOWNより)に幸せを求めているのかと感じました。