本日は、『馬橋稲荷神社』に行ってきましたよ!
住所は、東京都杉並区阿佐谷南二丁目四番四号と住宅街の中に静かに鎮座していますが、本物の水神が宿る神域とパワーを体験してきました。
JR中央線阿佐ヶ谷駅を下車し、南口を高円寺方向に東へ歩いて行くと「阿佐ヶ谷一番街」の少し趣のある飲食街があり、その先にある阿佐ヶ谷の住宅地の細い迷路のような路地の先にその神社はありました。
社名の由来は、この地域の旧地名が「馬橋」であり、住居標示の改正時に今の梅里、高円寺、阿佐谷に別れてしまったので、その「馬橋」の地名を惜しんで後世に伝えようと、神社名を『馬橋稲荷神社』にしたそうです。自然石に社名を刻んだ社号碑と朱塗りの一の鳥居は、朝の陽射しを受けて美しく輝いていましたよ!
もの凄くいい雰囲気なんですよ!最高の秀気やパワーを感じてきましたね。
また、参道の両脇に小さな水のせせらぎが通っていますので、やはり、水脈が存在して良質の気を集めているように感じます。
神社の案内によると、昔は『馬橋稲荷神社』の神殿の先に「桃園川」という水の綺麗な川が流れていて、水の澄んだ綺麗な川にしか生息しない「イトヨ」という魚が豊富にいたそうです。
しかし、急速な宅地化と生活排水の汚染、度重なる氾濫で「桃園川」は、人工的にコンクリートの蓋で閉ざされてしまいました。『馬橋稲荷神社』は、この川に想いを馳せ、失われた命の水脈を参道に甦らせようと、小さな小川を再生させました。
今、自分が目にした参道の小川にも、多くの小魚や金魚などが幸せそうに泳いでいましたよ!
さて、心地良い参道を先に進むと石造大鳥居(二の鳥居)があり、左に昇龍、右に降龍がいましたよ!
この龍の巻いた鳥居は『品川神社』と『宿鳳山高円寺境内にある稲荷社』、そしてこの『馬橋稲荷神社』だけなので「東京三鳥居」と言われ、とても珍しい鳥居とされています。
白い石造りの見事な龍が、まるで生きているように鳥居の柱を巻き込んでいます。必見ですよ!
まずは、手水舎で身を清めますが、この手水舎も珍しい造りになっていました。四国から運ばれた重量が5トンもあると言われる自然石から絶えず清水が流れ落ちていますが、そこにも美しいデザインの龍神様がいらっしゃいました。
冷たく気持ちいい水で身を清めて、随神門へ!
随神門には、都内最大(直径75cm)の開運鈴が中央天井に吊るされていますが、この大鈴の真下を通ると幸運がやって来ると言われています。参拝の際は、しっかりと大鈴を見上げてくださいね!きっと良いことが起こるかもしれませんよ!
さてさて、本殿に進み、お作法通りに丁寧な参拝をさせてもらいましたが、『馬橋稲荷神社』の御祭神は、以下となります。
主 神
宇迦之魂神(うかのみたまのかみ) (稲荷神社)
大麻等能豆神(おおまとのづのかみ) (御嶽神社)
この中で「大麻等能豆神(おおまとのづのかみ)」とは、どんな神様なんでしょうか?
ネットで調べても中々、ヒットしないのでミステリアスな神様ですね。
御嶽神社と関係があるので修験道の神様かもしれませんね。
由来については、鎌倉時代末期に創立され、その当時に旧馬橋村にあった多くの神社を合祀して来たようです。
しかし、御神紋は、「抱き稲」であることからも「宇迦之魂神(うかのみたまのかみ)」、つまり「お稲荷さん」が祭神であることは、間違いないようです。
当時の人々は、豊富な水脈で稲を耕し、収穫を通じて神様と命のつながりを感じていたのでは...
また、末社や相殿に水神や天神の神様も祀られているので、龍神とも深く関わりがあるとも感じます。
そうです、石造大鳥居にいた、昇龍と降龍、手水舎にいた龍神もすべて、天候や水とも関わりを持つ、パワーを秘めています。
龍は「角は鹿、頭はらくだ、眼は鬼、耳は牛、うなじは蛇、腹は蜃、鱗は魚、爪は鷹、掌は虎」とされ、人間以外の生物への敬意を払う象徴とされていますが、人間の都合で「桃園川」の命の水脈を失ってしまったことへの反省を表しているのかもしれませんね。
人類に自然や生物への敬意を払えと...
そんな気持ちにさせる神秘的な神社でした。
社名に「稲荷」とありますが、自分は龍神様と最も深く繋がりを持つことができる神社と考えます。
それは、この神社のもう一つの御神紋に「三つ巴」が「抱き稲」と隣合うように記されている箇所がいくつかあるからです。
「三つ巴」は、水が渦を巻くさまを表現しているとも言われます。
それは、水神の龍が渦巻く「竜巻」のように感じます...
よって、この失われた水脈を再生した『馬橋稲荷神社』から龍神のパワーを強く感じることが出来ました。
とても不思議な力を強く感じましたね。
参拝を終えた帰り道の参道で「三つ巴」のような渦巻くパワーを感じたので、スマホで撮影すると不思議な光が渦巻くように映し出されていましたよ!
本当に凄い神社です。
妖怪漫画家の水木しげるさんが、2015年11月30日に死去されましたが、水木さんの著書『水木サンの幸福論』に「幸福の七カ条」というものが記されています。
その中の最後の七ヵ条目に「目に見えない世界を信じる」という言葉があります。
これは、水木さんご本人が何十年にもわたって世界中の幸福な人、不幸な人を観察してきた体験から見つけ出した言葉でもあります。
貴方は、「目に見えない世界」を信じますか?
その答えは、本当の幸せを見つけるヒントになるかもしれませんね...
幸福の七カ条(『水木サンの幸福論』から引用)
第一条
成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
第二条
しないではいられないことをし続けなさい。
第三条
他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。
第四条
好きの力を信じる。
第五条
才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
第六条
怠け者になりなさい。
第七条
目に見えない世界を信じる。
水木しげる(日本の漫画家、文化功労者)
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