毎日、仕事の予定に追われて
その予定を消化するだけの日々を送っていると
それだけの日常がメインとなり
実は、自分の為に「何もしていない」ということに気づきます。
そんな時は「何も考えない自由な日」を予定に入れてみます。
なぜなら、仕事の予定は絶対に守るのに「自分の予定」は
後回しになっていることに気づくからです。
自由に自分の時間を作れることは
言い換えれば、新しい何かを探す機会にもなるからです。
そんな時に出逢ったアーティストさんが今回のレポの主役です(笑)
何よりも、その楽曲を歌っている様子がとても幸せそうに感じて
そして、その楽曲を聴いている自分も、おそらく周りのファンも
楽しく、幸せな気分になるだと思いました。
ところで、漫画家の故水木しげるさんは、「水木サンの幸福論」という著書の中で
「幸せになるための七か条」について言及しています。
それは「何十年にもわたって世界中の幸福な人、不幸な人を観察してきた体験から見つけ出した、幸せになるための知恵」だそうです。
それは、以下の内容でした。
- 幸福の七か条 -
第一条
成功や名誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
第二条
しないではいられないことをし続けなさい。
第三条
他人との比較ではない、あくまでも自分の楽しさを追及すべし。
第四条
好きの力を信じる。
第五条
才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
第六条
怠け者になりなさい。
第七条
目に見えない世界を信じる
~出典「水木サンの幸福論」より~
何となくですが、知らず知らずのうちに上記の七か条を
このアーティストさんは、体現しているように思えます。
毎回、前置きが長くてすみません!
さて、今夜は「仏ソングの貴公子」!
世古武志さんのライブに行ってきましたよ!
本日のライブ会場は、「板橋ファイト!」
そして「何も考えない自由な日」に迷い込んだこの世界が
何かのはじまりを感じるようなライブでしたよ(笑)
それでは、ライブレポへ!
さて、この「板橋ファイト!」という会場ですが
趣のある雰囲気の良いライブハウスでした。
結構、落ち着いて見れる座席でリラックスして歌を聴けましたよ。
今回のライブの趣旨ですが、世古さんが4月8日(月)の釈迦の誕生日にワンマンライブを行った際の「予備日」だそうです。
この「予備日」の設定ですが、
前回のワンマンライブが月曜日で集客がイマイチかもしれないので、
保険的に今回の土曜日を予定したところ、前回のワンマンライブが嬉しい誤算で満員御礼状態でした。
よって、今回の土曜日開催のライブに人が集まるのか不安だったらしい(笑)
でも、開演前には、満員御礼状態でしたよ。
さてさて、今回のライブですが、二部構成になっていました。
第一部が「仏ソング抜き」の正統派楽曲!
第二部が「仏ソング」で楽しく盛り上げる演出でしたよ。
この一部では、世古さんの昔の楽曲も含め、
自分の知らない楽曲が多かったのですが、個人的には仏ソング以上に気に入りました。
世古「あれ? 今日は仏(ソング)無い? と思った人もいますか(笑)、仏じゃなくてもボクは出来るんですwww」
この発言からも、世古さん自身も初心に帰るような第一部だった気がします。
その中でも、以下の楽曲がとても印象に残りました。
『ノーモアクライ』、『好きでいさせて』、『father』、『ここにあるもの』
どんな印象かと言うと。。。
アーティスト「世古武志」が表現する愛の世界に
自分が共感できる部分が多くあったのかもしれないですね。
もし、自分が世界中を敵に回してしまった時、
「自分の味方になってくれる人の存在」を感じさせてくれるイメージが湧きます。
それが、親なのか、最愛の人なのか、誰でもいい。
それは、自分の心が傷ついた時に
自分の弱音を告白できる相手がいることであり、
その究極の愛とは、そんな自分の「盾」になってくれるようなものかもしれない。
こんなイメージが自分の気持ちとシンクロ(同期)したような気がします。
しかし、現実の社会では、自分の弱音を吐露できる人は、皆無ですね(笑)
年齢的にも圧倒的に逆のパターンが多く、話し相手の悩みや相談などを受けることが多いです(笑)
また、男として弱音を吐くことは、みっともないと感じているのかもしれないですね。
たぶん、嫁さんに言っても「男のくせにみっともない!」と言われるかもwww
そんなことを連想させる楽曲が『father』ですが、
自分にはそんな存在である両親も他界していません。
しかし、世古さんは、芸術家ですよ(笑)
世古さんのお父様が健在でいらっしゃるのに、こんな楽曲を作れるのだからwww
MCでは「仏ソング抜きだと、(自分の)楽曲は暗いと言われますが(笑)」と
言っていましたが自分は、心ある良い楽曲だと思いましたね。
彼がMCで語ってくれた印象的な話がありました。
世古「ボクは、こう見えても44歳になりますが、最近では自分と(価値観が)合う人と出逢えるのが奇跡だと思います。どこか相手に合わせてしまったり、相手も自分に合わせてくれているのかもしれないですが、たった一つ言えることは、夏に鳴く鈴虫の音色を心地よく感じるか『うるせえ!』と感じるかで合う合わないが決まってしまうかもしれないですね」
こんな趣旨を話てましたが、何となく自分にもわかる気がしましたよ。
社会に出て多くの人と出逢う機会が増えましたが
本当に自分と合う人にめぐり逢うことができるのは、奇跡なんでしょうね。
この第一部は「仏ソング抜き」の
アーティスト「世古武志」の魅力が良く伝わってきたと思います。
良い意味で期待を裏切る第一部の終了。
そして、第二部は、女性2人(二足のサンダル)と
男性1人(リズムセクシー)が参加した賑やかで楽しい「仏ソング」へ!
そのオープニングは、オールナイトニッポンのDJ風に
弥勒菩薩が「仏ソング」を解説する楽しい演出でスタート!
この女性二人のユニットですが「日光菩薩」と「月光菩薩」と名乗って「仏ソング」をユニークな振り付けで歌ってくれました(笑)
そして、キャラクター的に笑ったりしない無機質な設定が可笑しさを増長させてましたね。
その真ん中に挟まれるような形で歌う世古さんは、さしずめ「薬師如来」でしょうか(笑)
この二部では、以下の楽曲が良かったですね。
『四天王』、『烏枢沙摩明王』、『何々式』、『in 三十三間堂』、『おー!神社でっせ!』、『絶対秘仏』
そして、アンコールの『さようなら』、『美学』
中でも『四天王』がけっこう笑える内容でしたね。
『四天王』は、東西南北を守護する神様ですが、歌詞の途中から
三沢~♪
川田~♪
小橋~♪
田上~♪
全日~♪
と全日本プロレスに入門しジャイアント馬場の
愛弟子であったレスラー達の名前にアレンジされていて思わず吹き出しましたよ(笑)
いつも、世古さん一人のアコギ演奏で「仏ソング」を歌うのですが
こんなユニット形式でハモったり、鍵盤やパーカッションなど入れて演奏する感じも悪くないですね。
そして、アンコールで歌った『美学』
不細工でも辛辣でも それなりの美学を~♪
この詞が表現するような美学が
このライブに溢れていたと思います。
たとえどんな評価があったとしても、ありのままでいいとする気持ちと
退屈な人生で大切なのは「興奮」だと気づかせてくれた気がしました。
まるで、心の鍵盤は、マイナーコードを押さえたままなのに
そのマイナーコードをメジャーコードに変えてくれるような
常識やルールに縛られない楽しさを感じましたよ。
だから、ひたすらこの道を進んでもらいたいですね。
最後に。。。
この一週間、毎朝、世古さんの音楽を聴きながら通勤してましたが
朝の通勤電車内には、スマホをうつむきながら見つめるだけの人が多すぎる気がする。
何かを必死に探し求めているようで、悲壮感が漂う雰囲気がありました。
だから、自分は、あえてこう言いたい。
運が良いとか、悪いとか、そんなのは時の運!
努力は人を裏切ることもある!
だって、 努力したって成功するなんて保証はない
むしろ、失敗する可能性のほうがはるかに高い
でも、その努力は、決して無駄にならないと思います。
好きの力を信じ、しないではいられないことをし続けていれば、
その努力すら楽しくなるし、努力そのものが喜びに満ちてくると思いましたね。
だから、仕事で成功しなくても全然OK(笑)
真っ白な自分の未来をいろんな色に染めて楽しめばいい!
この音楽みたいに。。。。
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