暦の上では霜降となり
肌寒さも感じる季節になりました。

特に朝晩は冷え込む毎日が続きますよね。
みなさんは、いかがお過ごしでしょうか。

 

さて、深まる秋になるとバラードを聴きたくなりますよね。

このバラードの強みは、スローなメロディとその音域の中に
人間のあらゆる愛憎を万華鏡のように散りばめて表現できるからだと思います。

誰もが一度は経験するであろう愛や恋の揺れ動く感情の中で
「この楽曲は今の自分と同じだ!」と思える瞬間(笑)。

辛い時
寂しい時
不安な時
切なく悲しいとき。。。

そんな気持ちを共有することができるのがバラード曲の醍醐味ではないでしょうか。

しかし、そのバラードを聴かせるには、かなりの歌唱力が必要だとも感じますね。

感情表現が豊かな女優さんや男優さんが演じるように歌うことも必要かもしれない。

だから、バラードを歌いこなせるアーティストは、「最高の歌い手」と称賛されます。

 

今夜は、そんなバラードを歌わせたら
最強と感じるシンガーに会ってきましたよ!

純文学のような作詞
哀愁の漂う旋律の作曲
女優のように物語を紡いでいく歌声

はじめて、このアーティストの楽曲を生で聴いた時
もしかしたら、とんでもない才能と出会ってしまった。。。

そんな衝撃を感じましたね。

そして、なにより明るいその性格に強烈なギャップを感じます(笑)。

そうです!そのギャップが売り(笑)の

究極のバラードシンガー「奈美」さんのライブに行ってきました。

今回のライブ会場は、西新宿にある「navi cafe」

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今回のライブ会場は、西新宿にある「navi cafe」

そして、ツーマンライブの相方は「世古武志」さんです。

このアーティストさんは、以前にオソクル(遅咲きの狂い咲き)のライブを観に行ったときに対バンで出演されていた『SELLPICO(セルピコ)』というグループのボーカルをされていた方です。

その時のインパクトも結構ありましたが、今回はさらに大きなインパクトでした(笑)。

世古さんが歌う楽曲の題材が「仏閣、寺院、仏像、菩薩」でした(笑)。

自分のブログも神社や寺院などパワースポットを扱うジャンルがありますので、物凄く親しみが湧きましたよ(笑)。

しかし、世古さんの歌を聴いて感じたのですが、ただ面白いだけでなく、聴く人を惹き付けるような歌唱力があります。

彼の楽曲の歌詞を写経として書き写すだけでもご利益があるかもしれない(笑)。

そこには、誰も見たことがない『バラード神道』が息づいているようでしたね。

そんな世古さんの楽曲で自分が印象に残ったのは、以下となります。

『慶派』
『絶対秘仏』
『本当の気持ち』
『シェリー』(尾崎豊COVER曲)
『約束』(奈美COVER曲)
『てのひら』(奈美COVER曲)

その中でも奈美さんのCOVER曲を素敵に歌ってくれました。

そして、彼女の素晴らしい才能を再確認することができましたよ。

いや、世古さんご自身の歌唱力がその魅力を引き出してくれたのかもしれない。

 

バラードシンガーの強い(凄い)ところは
このように自分の楽曲を他のアーティストが歌ってもその良さを再確認できるところでしょうね。

そういう意味では
今回のライブは、非凡なるバラードシンガーが二人揃った
ミラクルライブだったのかもしれない。

 

さてさて、このレポの主役である「奈美」さんですが

今回のライブも「みなさん!こんばんわ~」の挨拶で始まりました(笑)。

今回は、前回と違って、みなさん明るい反応があったので安心したようです(笑)。

 

もう一つ、バラードシンガーの強みは、聴く人が一斉に聞き耳を立てて、静まり返るところですね。

奈美さんご自身は「みんな静かね~(笑)。もっと雑談してもいいのよ(笑)」と言ってますが。。。

みなさんは、その楽曲の世界観に共感し、惹き付けられるように沈黙してしまう(笑)。

 

そんな「観客の生存確認」を時々する(笑)
アーティスト「奈美」が披露してくれた楽曲が以下となります。

『トキハカリ』
『波の音が消える海』
『涙の井戸』
『笑顔を見せて』
『ほっとひと息』
『河川敷』(世古武志COVER曲)
『平等院』(世古武志COVER曲)
『たとえばぼくが死んだら 』(森田童子COVER曲)
『てのひら』
『優しい雨』

お気づきになりましたか(笑)?

そうなんですね。
このライブでは、お互いの楽曲をCOVERするパートがあるんですね。

とても新鮮な感じがしましたよ。

世古さんが奈美さんの魅力を歌で表現し
奈美さんも世古さんの魅力を歌で表現する。

バラードシンガーとして二人の実力が見事にスウィングしていたと思います。

 

世古武志という『バラード神道』と奈美という『究極のバラードシンガー』の世界が溶け合った良いライブでしたよ。

また、森田童子のCOVER曲『たとえばぼくが死んだら 』も良かったですね。

森田童子の楽曲をCOVERするあたり、さすが『究極のバラードシンガー』と思いましたよ。

彼女自身の楽曲では、自分が初めて聴いた『笑顔を見せて』が良かったですね。
静かなバラードの楽曲もいいですが、こういうアップテンポで明るい楽曲も良いですね。

「辛いことや苦しいこともたくさんあって、孤独に感じることがあるけれど、一人じゃないことを思い出してほしい。みんなに笑顔になってほしい」

この楽曲の紹介が彼女のオフィシャルサイトにありましたが、本当にこの説明の通り笑顔になれる楽曲でした(笑)。

 

そんな訳で

楽しく聴き入ってしまうライブもあっという間に終わってしまった。
しかし、ライブ会場の外に出ても、今まで聴いていた楽曲が絶え間なく聴こえている感じがしましたよ。

今夜は、天気予報を覆して雨に降られずに済みました。
でも、自分の胸の中にだけ『優しい雨』が温かく降り注いでいましたよ(笑)。

10月の最後をこのライブにして本当に良かったと思います。

癒しの時間をありがとう。。。

 

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癒しの時間をありがとう。。。