唐突ですが!

今回のライブを見て確信できたことは「SOWAN SONGは男前!」という結論です。

男の自分が感じる「男前の定義」ですが、顔立ちが整っていて、スタイルが良く、ひときわ目立つ容姿とは限りません(笑)。

それは、彼の歌の世界観や人間性が「男前!」に感じるからです。

人の痛みや哀しみを優しく包みこむ明るさのエッセンスが彼自身と彼の楽曲の至るところに存在している。

そんな思いやり、やさしさの条件が揃って「男前!」に感じます。

と言う訳で。。。

今回は11月3日の文化の日にふさわしい音楽を聴きにライブハウス『下北沢ラプソディ』に行ってきましたよ!

11月の初のライブが『SOWAN SONG』さんが出演されるライブで良かった!

このライブの表題が「恋し人肌、北北西の風」ですが確かに人恋しく、賑やかなライブへと気持ちが揺らぎますね。ふだんは、仕事で味気ない日常を送っておりましたので、11月はアクティブに行こうと決心してましたよ(笑)!

このライブには、他にも自分にとっては、はじめましてのアーティストさんである『平泉光司』さんと『磯部和宏』さんが出演。

どちらも、素晴らしい音楽センスと味わいのある楽曲と歌声を披露してくれました。

お二人は主に北海道を活動拠点にされ、東京のライブは久しぶりのようにみえましたよ。

なので、お会いすることができてラッキーでした。

そして、とても満足感が溢れた感動的なライブでしたよ。

さて、このライブの企画自体は、出演者の磯部和広さんが新しく楽曲をリリースするので北海道だけでなく、ぜひ東京でもライブをやりたかったそうです。そして、音楽界の先輩であるSOWANさんに協力のお願いをしたところ、快諾していただき、実現となりました。

普通は返事をもらうまで2、3日はかかるところ、SOWANさんは、即決で快諾し、今回のライブ会場もおさえてくれたそうですよ。

やはり、「SOWAN SONGは男前!」です(笑)!

磯部さんは、そのことをとても感謝し、ステージ上でそのいきさつを語ってくれました。

頼もしい先輩を持って、どんなに心強く感じたことでしょう。

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「SOWAN SONGは男前!」

さて、そのライブですが、一番目は、『平泉光司』さんからスタート。

エレキギター1本で会場を沸かせてくれましたよ!

自分は、初めて彼のエレキ演奏を聴いたのですが、凄いテクニシャンですね。

スライド、チョップ、ピックスクラッチ、チョーキング、特に繰り返されるコード進行のリフレインであるギターリフは絶品でしたね。このギターリフからブラッシングでの盛り上げ方は、天才的でしたよ。

ギター好きなら、必聴ですよ(笑)!

そして、歌の方は、高音で伸びのある甘く優しい感じがしましたね。

近くにいた女性ファンの方々が彼の声を聴いて「3秒で落ちる」と話してました(笑)!

うん!自分も女なら、やはり3秒かなと妙に納得しましたよ(笑)!

さて、肝心の楽曲のほうですが『街の草原』、『Tokyo Evening』、『BLOW』という楽曲が印象に残りましたね。

特に『Tokyo Evening』という楽曲は、夜のきらびやかな都会の片隅で、地方から上京した人間の満たされない切なさや悲しみをうまく表現していたと思います。

 

そして、2番目に期待の『SOWAN SONG』登場!

SOWANさんは、自分の持ち歌を歌うのは2カ月ぶりくらいだと言ってましたね。

なんでも暫く、自宅でお芝居の劇中で使用する楽曲を制作していたとか。

本人曰く『やっとシャバに戻った!』という感じで、外で歌うのは久しぶりのようでしたよ。

今回は『いけない、唇』、『朱(あか)いダンス』、『100本目のたばこ』、『江ノ島心中』、『モンシロチョウ』、『抱きしめたい』、『Sleeping Face』、『特急列車』を熱唱してくれましたね。

特に『Sleeping Face』、『特急列車』については、1番目に出演した平泉さんが参加して、エレキギターで伴奏をしてくれましたよ。

なんと、SOWANさんのアルバムにも、この楽曲のエレキ演奏で参加をしていたそうです。

自分もこの楽曲が収められたアルバムを持っていたので、生でオリジナルの演奏と歌が聴けて凄く得した気分になりましたね。

それにしても、CDで聴く以上に生の歌と演奏は、カッコよく絶品でしたよ。

自分にとっては、今回、SOWANさんのライブは2回目ですが、彼の良いところは曲と曲の間に楽しい話が聞けるこでですね。ただし、他の出演者からは「話が長い!」と言われるそうです(笑)!

以前、石田ショーキチさんと地方のライブを回っていた頃、ショーキチさんから「なぁ、SOWAN!少し話が長いぞ!」と言われたこともあったそうですが、そこで反省しつつも、次のライブでは、いつも以上にMCの時間が長くなってしまうとか(笑)。

そんなファンサービス旺盛なSOWANさんですが、今日も楽しい話題を提供してくれましたよ。

まずは、海外には笑い方が自分によく似た人がたくさんいる国があるそうで、そこはどこか?

答え「ネパール」だそうです。

友達から「ネパール」に行ったときの写真を見せてもらうと、何故か自分によく似た人が映っていてそれは、全員笑っているそうです。

顔の特徴が「ネパール人の笑い顔」となるようです(笑)!

確かに特徴的な「濃い顔」ですが、それでも自分にとっては「SOWAN SONGは男前!」という結論です(笑)。

また、SOWANさんは『ジャッキー・チェン』の大ファンで、よくライブでも『ジャッキー・チェン』の話題をするそうですが、あるファンがそれを覚えていて、たまたま上海に旅行にいったときにジャッキーのお土産を買ってきてくれたそうです。

そして、彼に手渡すときに「ジャッキー・チェンのお土産です!」と言って渡された物をみるとそれは『ブルース・リー』だったとか(笑)!しかし、SOWANさんは、そのまま「ありがとう」といって受け取ったそうです。

それをこのライブで見せてくれました(笑)!

確かに「ブルース・リー」のクリアファイルのようでしたよ。

彼曰く「ブルース・リーだからいいけど、ユンピョウなら『ちがう!』とハッキリ言う!」そうです(笑)!それにしてもファンの気持ちを尊重し、あえて間違いであると言わないSOWANさんは、やはり「SOWAN SONGは男前!」という結論になります(笑)。

 

そして、本来なら今回のライブでは、トリであってもおかしくないのに、その最後のトリを東京にやって来た後輩のためにゆずるなんて『男前』そのものですよ(笑)!そのトリを務めたのは、北海道からやって来た『磯部和宏』さんです。

彼の凄いところは、『何気ない日常の風景』を音楽に変えて『芸術作品』の域に持っていくところですね。

彼の楽曲には独特の抒情詩の世界を感じます。

今回、印象に残った楽曲は『珈琲賛歌』、『海のなるほうへ』、『Spring man』、『冬にご挨拶』です。

どれも、『何気ない日常の風景』が美し言葉に聴こえて、それがまるで粉雪のように舞い、聴く人の心の中に優しく溶けていく感じがします。とても良い感性を持っていると思いましたね。

そして、アンコールは3人がステージに戻って『リンダリンダ』、『夜の散歩をしないかね』、『男達のメロディー』の3曲を熱唱してくれましたよ。

今夜は久しぶりに音楽を通じて触れ合う男達の友情を感じました。

ライブハウスならではの良い空間も感じることができました。

そして、素晴らしい想い出がまたひとつ、ふえた気がします。

『男前song』を歌うSOWAN SONGの魅力が光る夜になりましたよ。

 

ライブが終わり、夜の駅前にクリスマスツリーのイルミネーションが早々と点灯してました。

しかし、今夜はそのイルミネーションより美しく輝く時間を堪能できたと感じます。

今宵の満月の光とともに。。。

ありがとう。。。

平泉光司さん
磯部和宏さん

そして、男前SONG、SOWAN SONG。。。

SOWAN-20171103-01

ありがとう。男前SONG、SOWAN SONG。。。