子供の頃、学校の登下校に『寄り道』をして楽しかった想い出があります。
仲の良い友達と空地や公園に秘密基地を作ったり(見つけたり)、帰宅せずに公園で暗くなるまで遊び続けたり、友達の家で漫画を読み耽ったりしました。
成長するにつれて、恋愛相談の相手になったり、なってもらったり...
学校生活の楽しさ、または、学校に行く楽しみの半分以上は、この『寄り道』の時間が含まれていた気がします。そこには、友情の絆や楽しい発見が多く存在していたからでしょうね。
不思議と仲の良い友達には、まっすぐに家に帰るような子はいませんでした。
自分は、この『寄り道』を大人として社会に出てからも続けているようです(笑)!
ある意味『寄り道』とは『人生のTreasure Hunting(宝探し)』のようにも思えます。
そこで、今回はエムズ・カンティーナに「Treasure Hunting(宝探し)」 に行ってきましたよ!
今日は、今年30周年を迎える『The東南西北』の全国ツアーの前夜祭ライブがここで開催されます。
このユニットは、前回エムズ・カンティーナで行われた『Moment Spring Session 2016 (3/20)』を見て好きになりましたよ。
「The 東南西北」の久保田洋司さんと入船陽介さんのユニットで、ふたりの名前の「陽」と「洋」をとって「YOYO部」としたそうです。久保田洋司さんの解説によると入船さんは「太陽の陽」で、自分は「インド洋の洋」だそうです(笑)。
何か意味がわかりませんが、この久保田洋司さんのMCは絶品でしたよ!
自分は、この明るさと気配りのあるキャラクターがとても好きです。
早い時期から、この音楽の『寄り道』に期待を膨らませていました。
そして、この音楽の『寄り道』は、本物でしたよ!
今回のライブは、ILLUMINA(イルミナ)の「Nao」さんがサポートギターで参加した3人のユニット編成ですが、フルバンドのような迫力がありました。
まさに、聴きごたえ抜群のロックライブでしたよ!
そして、MCは相変わらず絶品で、満員になったライブハウスのファンを充分に楽しませてくれました。
今回のライブのファン層は、ほとんどが女性(男性は自分を入れて3人位)でしたね。
最初は、ノリもおとなしい感じかと思いましたが、1部、2部、アンコールと盛り上がりは、いつしか最高潮になって行きましたよ!
「久保田洋司」の世界に全員が引き込まれて行く感じがしましたね。
MCの間は、常に笑いが絶えない「エンタテインメント」を感じました。
「久保田洋司」の話芸とセンスが冴えていましたよ。
しかも、演奏や歌もしっかりと聴きごたえのある内容です!
ご自身も言っていましたが『好感の持てる』ロックミュージックを惜しげもなく披露してくれましたね。
特に今回は、「久保田洋司のギターリスト」としての才能も発見することができて、大満足です(笑)!
ギター演奏でエフェクターの使い方やチョーキングに非凡なものを感じましたね。
ライブの1部で「内心、thank you」を歌ったのですが、昔と変わらないピュアな歌声とエレキギターのトーンやボリュームの切り替えるタイミングが最高です。
人知れず、ギターの演奏について、研究や練習を惜しまない人だと思いましたね。
また、シンガーとしては、高音の出し方とファルセット(裏声)のコントロールが凄く良かったです。
特に男性のアーティストで「凄いな、素晴らしいな」と思う人は、このコントロールやバランスが良い人が多いですね。
今回のライブでは「ため息のマイナー・コード」、「イタバリローカ」、「君の名前を呼びたい」、「はじめてのよう」、「飴色の毛なみ~Classic Tracks~」、「内心、thank you」がとても印象的で改めて感動しましたよ!
これ以外にも、時間いっぱいにアンコールも含め、たくさんの楽曲を超絶なギター演奏とシャウトでライブを盛り上げてくれました。
The東南西北YOYO部、お疲れ様です。
今回のライブで久保田洋司さんと入船陽介さんを見ていると「ハックルベリー・フィンとトム・ソーヤ」を何故かイメージしてしまいます。
永遠の友情、遊び、夢、そして音楽...
自分は『30年前の久保田洋司』より『今、現在の久保田洋司』の方が好きですね。
これから『The東南西北YOYO部』の全国ツアーが始まります。
もし、貴方の街にやって来たら、是非『寄り道』をしてください!
きっと、笑顔で音楽を楽しむことができますよ!
エンターテイメントと『好感の持てる』ロックミュージック!
人生には、大人になっても『寄り道』が大切であることを教えてくれたライブ!
今日は、このエムズ・カンティーナで、大人の『秘密基地』や『秘宝』を探しあてた気がしました!
貴方も音楽の秘宝を求めて『人生のTreasure Hunting(宝探し)』をしませんか?
ここには、われらの『ハックルベリー・フィンとトム・ソーヤ』が待ってますよ(笑)!
楽曲「内心、thank you」から
二人で 生きてゆけたら もう ぼくは
世界中 敵にまわしてもいいよ
悩む君の瞳に 内心、Thank You…
歌:The 東南西北
作詞:松本隆
作曲:久保田洋司
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