11月最後の3連休、最後の日に百草園に行ってきました。
今年の春に一度行って以来の来園となります。
この百草園は、一つの試練が伴います。
それは、駅から百草園までの道のりが、とてもつらい...
山の頂上と言っていいほど、急な坂道を登らないと行けないです。
この坂道は、緩やかな坂道を300メートルくらい進み、左右に曲がりながら急こう配へ
人生の辛い試練を連想させます。
歩行者用の手すりのようなものが道路に設備されているので、雪などが降って凍結した場合の安全策といったところでしょうか?
ご高齢の方は、かなりきついのでは...
この急勾配の激坂を攻略するため、トレッキング用の2本組みステッキを持って登っている人もいましたよ。
自分もかなり、辛かったです。
それでも坂自体の距離は短いので、登り切った後は、楽園が...
人生もこのように最後はハッピーエンドにしたいものです。
百草園の入口で入園料の300円を支払い、園内へ
百草園の歴史は古く、享保年間(1715年)に作られ、文化・文政期(1804~1829年)頃からは、歌会・句会などで賑わっていたとのこと。
また明治の歌人、若山牧水が早稲田の学生時代に、この百草園を愛して、度々訪れていたらしいですね。 恋人と楽しく過ごした一日を、こんな歌で表現しています。
小鳥よりさらに身かろくうつくしく
かなしく春の木の間ゆく君
若山牧水(戦前日本の歌人)
要約するとこんな感じでしょうか?
小鳥よりも軽やかに、春の木立の中を通り抜けて行くあなた...
とても美しく、とても愛しく、そして哀しげなあなた...
何か、ロマンティックですよね。
現代でも色あせない、とても切ない愛の表現を感じます。
牧水の情熱が、もみじの紅葉に命を吹き込んだように、その葉を真紅に染めていました。
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