今までライブのレポートは、自分の感動した思いだけを書いて来たつもりでした。
そう、自分の喜びの為だけに...
もちろん、このブログを読んくれた方にも喜んでもらえれば、嬉しく思いますが、まさか自分の拙い感想文なんて、誰も気にもしないだろうと...
でも、そんな思いを変えるような出来事がありましたよ。
それは、井上昌己さんのオフィシャルサイト「Shokoland」事務局の代表とのメールから始まります。
頂いたメールでは、音楽活動を続ける上で、その方の信念や情熱を熱く感じました。
とても感動する内容と共感できる素晴らしメッセージだったので、ご迷惑にならない範囲でこのブログで紹介したいと思います。
きっかけは、このブログで取り上げている音楽の記事で、そのライブの模様と関係するアーティストのイラスト作成して、WEBにアップしていましたが「肖像パブリシティ権」という言葉を知り、全てのオフィシャルサイトに問い合わせをさせてもらいました。
当然、どこにも相手にされないだろうと思っていましたよ。
自分としては、たとえ全て掲載NGでも、今まで通り応援するつもりでいましたよ。
目的は、イラストでなく、感動したライブのレポートだったので...
以下が要約したメールの内容です。
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まず、自分の無知を謝罪し、本ブログは営利目的でない個人ブログであること説明、
該当する記事のURLを明示して、対象のイラストに「問題あり」なら削除をする旨を説明。
また、使用については以下を厳守することを説明しました。
・当該イラストを営利目的に使用及び、販売をしない。
・当該イラストを用いた記事内容で当事者及び、イベント内容について誹謗・中傷はしない。
・当該イラスト以外の許可されない著作物・写真・映像は掲載はしない。
・ご本人の品位を貶めるようなイラストは作成しない。
・ブログに過剰な数(作品集等)のイラストは載せない。
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今、考えるとGW(ゴールデンウィーク)前で忙しいところ大変申し訳なかったと思います。
そんな中、いち早く回答を頂いたのが「Shokoland」事務局さんでした。
しかも、「Shokoland」事務局の代表から直接の返信メールです。
そこには、井上昌己さんの「肖像パブリシティ権」について、その肖像権、歌詞、楽曲についても、
全て会社に帰属するものとしながら「まったく問題ありません。」と書いてありました。
しかも、とても暖かいメッセージも添えてありましたよ。
それは、自分のサイトに記事を掲載した時点でツイッターから見て頂き、その内容についても、アーティストに対して愛情あふれる内容であると認めていただき、昌己さんご自身も喜んでくれたことや、こうした告知や宣伝をすることは、有り難いことで、こちらの方がお礼を言いたいと...
「ネガティブな内容なら問題視しますが、こうした暖かいブログは大歓迎で、これからも、ぜひ応援しください。今後もたくさんのアーティストの話題を、アーティスト本人が感激する話題を愛情あふれる話題をぜひ書いていってくださいませ。」とメッセージが綴られていました。
とても、恐縮しましたよ!
何故なら、自分は、井上昌己さんのファンクラブ会員でもなく、その記事は別なアーティストさんのライブにゲストとして出演してくれた井上昌己さんを少し、ご紹介した程度だったからです。
そんな個人ブログの小さな記事に目を通して喜んで頂き、お礼の言葉まで貰えるなんて...
だから、こんな暖かい言葉を受けたなら、それに誠意をもって応えようと思いましたね。
早々、回答して頂いたメール内容に感謝する旨を再度メールをしたところ、自分と1年違いの同じ誕生日(元旦生まれ)であったことで、親近感を感じて頂き、さらに暖かい情熱のこもったメールを頂きました。
そこには、日本の「音楽界」の厳しい現実と、その中で音楽やアーティストに対する愛情や情熱が綴られていました。
とても、感動する内容です。
まず、SNSについて
特に写真などは、本来アーティストのファンだからこそ撮って、自身のSNSに掲載したい!ってのが本質であり、決してネガティブな事をしたくて撮るわけじゃないと感じているそうです。
特にフリーライブでは「写真撮影はおやめください!」と目の前に居る純粋なファンにだけは注意して、通りすがりの人が撮影してることは止めない・・・止めようがない状況を 本末転倒だと...
そもそも、公共のスペースで歌を歌っていながら、「写真禁止!」に疑問を持っていたそうで、アーティストのライブでは珍しく2007年からフリーライブの際のビデオ撮影やフラッシュを禁止にした条件で写真撮影をOKにしていたようです。
当初は、他の事務所やイベンターからも苦情を受けていたようですが、2013年のポール・マッカートニーさんの11年ぶりとなるジャパン・ツアーでスマートフォンや携帯電話での撮影はフラッシュなしの静止画に限り事実上「解禁」にした頃から、理解を得られるようになって来たとのこと。
なので、昌己さんには「撮ってもいいですけど、SNSには、実物以上によく撮れた写真だけ掲載してくださいね!」と言わせているそうです!凄く粋でカッコイイ言葉じゃないですか!目からウロコですよ!
また、主催者から映像をUPするなと言われた場合をのぞき、ビデオをyoutubeに流されてるのも問題にしなかったそうです。
何故なら、昌己さんの場合は、映像であっても、しっかり声が出ているし、音程、ミュージシャンを含めた全てに絶対的な自信があるので 「どうぞご自由に!」と笑顔で対応するそうです。
でも、カバー曲など歌っている映像は、その権利者から注意を受けて削除依頼をするなど苦労も絶えないようです(笑)。
音楽活動について
新曲ばかりを歌うキャンペーンが多い中、井上昌己さんの場合は、 懐かしい曲も含め、今も20年以上前の曲を当時のキー、アレンジで惜しげもなく歌う事を旨としているとのこと。
それには、こんな理由がありました。
90年代に「Girl POP」をけん引して輝いていた時代は、ファンも10代、20代でCDを出すたびに数十万枚売り上げていたそうです。
しかし、時代と共にそのファンも30代となると就職、結婚、育児とファンの人数が減っていき、今の代表が昌己さんと仕事を始めた2006年には、ファンクラブの会員が40名ほどで、CDをリリースしても1000枚売るのが、やっとだったそうです。
それでも、昌己さんは真面目に詩を書き、曲を綴り真摯な気持ちで音楽を続けてきたそうです。
そんな状況の中、代表はこんな風に感じたそうです。
「90年代は数十万枚のCDを売ったのなら、その曲たちをもっと歌おうよ!いいんだよ、新曲なんて!売れなくて!」
正直、この文章を見た時、涙が出ましたよ...
そのコンセプトで2010年頃から、90年代の曲も積極的に歌うようになり、コンサートでは新曲を一切歌わず、90年代の曲ばかり歌ったそうです。
すると、今でもフリーライブで90年代の曲を歌い続ける昌己さんの噂を聞きつけて、昔のファンが戻り始めたそうですよ!
昌己さんの努力や天性の才能で、当時の楽曲をアレンジも変えず、声も衰えず歌っている姿を見て勇気づけられた、自分のようなオッサンとなったファン達が戻ってきたと...
当時は、ライブでも70名程度だったのに、今では400名ものオジサン世代が昌己さんを応援しようと懐かしさや、あの時代を求めて来場してくれるそうです。
なので、音楽活動は「望まれる曲を、望まれる声で歌う。」ことが基本理念だと語っていました。
自分も実際にライブで感じたのですが、井上昌己さんも「奇蹟の歌声」を持つ数少ないアーティストです。
今後は、自分のブログで、必ずライブの模様や新譜を紹介させてもらいます。
さて、現在のファンクラブは、この代表の素晴らしいマネージメントで、現在、600名を超えたそうですよ。
嬉しいことですよね。
ファンクラブの中では、いろんな職業な方がいて、医者、介護士、弁護士、不動産家、etc...
そして、社会生活で困ったり、悩んだりしてるファンがいると、代表が中心となって、お互いを引き合わせたりして、ちょっとした社会人コミュニティーが出来上がつつあると微笑んでいるような文章でした。
当時は、そんな代表を「音楽界」は、異端視する扱いをして来たそうです。
しかし、今では、井上昌己さんの活動と実績に興味を示した事務所やアーティストが、こぞって「マネジメントをしてくれ」、「どうしたらそんなに活動できるの?」、「どうしたら毎年CDが出せるの?」と依頼をしてくるそうです。
でも、代表は全て依頼を断っているようです。
理由は、ただ一つ「自信を持って人前で歌うことができるアーティストは井上昌己ただ一人」と信じているからです。
深い絆と信頼、ミュージシャンに対しての愛情を感じましたよ!
「音楽の世界はビジネスではできず、道楽ではなおできない。」
そんな素晴らしい言葉も教えてもらいました。
これからも「人が感動できる仕事」を続けてい行けることに、生きがいを感じているように思えました。
さて、あなたは自分のこの話を信じますか?
こんな情熱と信念に基づいたお話しを顔も知らない、初めてのメールで問い合わせてきた人間に話てくれたことを...
当事者の自分は、今でも信じられません。
たった、一通のメールのやり取りから深い感動を教えてくれたことに感謝します。
ただし、この音楽事務所の未来は、信じることができます。
それは、この音楽界の「風雲児」が爽やかな風を自分達に届けてくれることを...
その風は、やがて、ぶ厚い雲を払いのけて、見たこともないないような青空と太陽の輝きを届けてくれることを...
もし、自分が「あなたにとって喜びとは、何ですか?」と聞けば、この代表は、きっとこう答えるはずです。
すべてのファンの人達と、この井上昌己の音楽と共に生きることだと...
ここに、この場を借りて
井上昌己オフィシャルサイト「Shokoland」事務局 代表と井上昌己さんに感謝とエールを送ります。
ありがとう。
そして、これからも「Dream Maker(夢を与える人)」しての活躍を信じています。
人生には、二つの道しかない。
一つは、奇跡などまったく存在しないかのように生きること。
もう一つは、すべてが奇跡であるかのように生きることだ。
(アルベルト・アインシュタイン)
井上昌己オフィシャルサイト「Shokoland」:http://www.shokoland.net
>今の代表が昌己さんと仕事を始めた2006年には、ファンクラブの会員が40名ほどで、CDをリリースしても1000枚売るのが、やっとだったそうです。
これは、ちょっと衝撃でした。バナオレンジベリーやショコラセカンドのCDを指しているんでしょうかね。
熱愛後の1999年~2005年あたりの昌己さんの記録を追っているのですが、いかんせん情報が無さ過ぎる。
ショコラセカンド後に発売記念ライブをやったり、ロンドンに短期留学されたりしたという情報はつかんでいます。
このホームページはとても大切な記録です。これからも残していって頂きたいです。
コメントありがとうございます
知りたい目を開いて
聴きたい耳をすまして聴く
自分は
ただ思うままにライブレポを
綴って行くつもりです。。。
これからもよろしく!