花の盛りも過ぎて日中は少し汗ばむほどの季節となりました。
平成最後の4月も後わずかとなりましたね。

ところで。。。。
何も感じずにワンパターンな生活を繰り返すことに
漠然とした抵抗感や不安を感じたりすることがあります。

何故なら『新しい発見』が減るから。。。

毎日、新しい発見があるからこそ、
どんな小さなことでも心が動き、感動もする。

そんな心をいつでも大切に育てていきたいと思います。
なぜなら、自分の中で新たな価値観を創造することができるからね。

自分にとってライブとは、
そんな新たな価値観との出会いと『新しい発見』の場所でもあります。

本日は、そんなワンパターンな日常から乖離して『新しい発見』がありました。

その『新しい発見』には

鳥肌が立つような感動の戦慄が走りましたよ(笑)

この『新しい発見』の主役は、
アーティスト「谷口深雪」さんです。

彼女の存在は、以前から知っていたのですが
ずっと、心の隅に引っかかっていましたよ。

自分が初めてアーティスト「谷口深雪」の存在を知ったのは
前回のライブレポで紹介した「奈美」さんのライブでしたね。

彼女は、奈美さんのライブでピアノ演奏のサポートをすることもあり、
奈美さんにとっては、おそらく心強い盟友だと思います。

実際にそのピアノ演奏を聴くと、ヴォーカルを引き立てるように
オクターヴを超えるような離れた音でも確実に弾くことができる巧みな技や

ピアノにおける連打についてもピアノを弾く指先に腕の重みを伝える
「重力奏法」のスゴテクを感じます。

しかし、どうやら自分は、本当の「谷口深雪」というアーティストを知らないようでしたね。

彼女の独特の世界観を『新しい発見』として気づいていないようでした。

彼女は、大阪出身のアーティストさんですが
キャラ的には、とても明るい元気な女性アーティストさんです。

現在は、大阪をメインに活動されていて東京でのライブは限定されているようです。
その彼女のライブをメインに聴いてみたいと思っていましたよ。

そんな中、彼女のSNSで東京のライブが日曜日(4/21)に
代官山「NOMAD」であることを発見!

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代官山「NOMAD」

しかも、その日は、奈美さんのライブの翌日、
その奈美さんのライブにピアノのサポートで谷口さんも出演する!

チャンス到来でしたね。

さて、奈美さんのライブが始まる前に
直接、本人に予約をお願いすることができましたよ。

その時の会話です(笑)

~ 前略 ~

自分「そう言えば、谷口さんのライブは無いの(笑)?」

谷口「またぁ~、そんなこと言って、奈美のライブしか来ないんでしょう(笑)?」

自分「そう言うと思って、SNSチェックしたよ(笑)、明日、代官山ライブ!まだ予約できる?」

谷口「わたしのライブ予約はいつでも大丈夫!」

自分「それじゃ、Shinichiroで一枚お願いできますか?明日、絶対に行くから」

谷口「まいど!www」

こんな感じで関西特有の明るいノリでした。

自分「でも、谷口さんの楽曲って、なんか感性が違う気がする。人の内面に迫るような狂気というか、ふだんの谷口さんの雰囲気と違う。芸術の魔性を感じるんだよね」

谷口「(笑いながら)単に変態なだけ!ド変態www」

何となく彼女が照れ隠しをしている気がして面白かった。

確かに谷口さんの楽曲は、別な言い方をすると「高尚なド変態」かもしれないwww

そして、ライブ当日。。。

自分は、最前列の左側の席で楽しく観させてもらいました。

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最前列の左側の席で楽しく観させてもらいました。

このライブは、対バン形式で谷口さんの他に4組の女性アーティストさんが
出演されていて、それぞれ個性的で楽しいステージでしたよ。

そして、今回のライブレポの主役「谷口深雪」さんが、トリを努める最後に登場。

いつものように裸足で登場!

しかし、いつもと全く違う雰囲気でしたね。

綺麗にドレスアップした衣装で冒頭の挨拶。

谷口「こんばんわ!みんな疲れてるwww 最後まで残ってくれて、ありがとうございます!」

元気な関西弁でしたが、概ねこんな感じで始まりましたよ。

谷口「昭和に生まれ、平成に歌を始め、令和を迎えます。東京に出てきて音楽活動し、その間に酒にも溺れ(笑)、また大阪に戻り、令和の元号が終わっても音楽は続けていきたい、4世代は生きていきたいwww、今日は私の青春の場所で平成最後の東京ライブです!楽しんでください!」

そう言うと、目の前で本当の「谷口深雪」というアーティストの姿を見せてくれました。

セットリストは、アンコールを入れて以下の5曲

01『ソリスト』
02『美しき夜』
03『あかになる』
04『彼方』
EC『5人家族』

この5曲は、値千金のような楽曲でした。

ライブを観に行って滅多に経験することがない
鳥肌が立つような戦慄と感動がありましたね。

表現者として数多くのドラマを
生み出す才能を持っている気がします。

特に以下の2曲は、自分の胸に鋭利なナイフを
突き付けられているような気迫を感じました。

自分は、敢えてそのナイフを胸に刺し込んでみたい衝動にかられましたよ。

(あくまでも想像ですよwww)

楽曲『美しき夜』から抜粋

朽ちていく命に
限りがあるのなら
この喉を引き裂き血を流したい

張り付いたエゴも
棲み着いた妬みも

叫べないのなら喉を切ろう。。。

この楽曲ですが
力強いピアノ演奏から振り絞る歌声を生で聴いて、
悲哀と激情が交錯した狂気を感じましたね。

 

楽曲『あかになる』から抜粋

わたしに流れるこの水の色は
あなたで決まるの

何度でもあなたが
切り刻んでくれるのなら

わたしは生きる

あかになる

あ・か・に・な・る。。。
あ・か・に・な・る。。。
あ・か・に・な・る。。。

とても意味深であり、諧謔的な詞です。
最後の「あ・か・に・な・る」を繰り返すフレーズは

本当に鳥肌ものでしたよ。

谷口さんの歌を以前にも
聴いたことがあるはずなのですが。。。

不思議です。

この日は、平成最後の東京ライブだったので
特別な感情が作用していたのかもしれないですね。

改めて、アーティスト「谷口深雪」の稀有な才能を発見した気がします。

冒頭で述べた『新しい発見』がここに存在していましたね。

 

最後に。。。

ライブが終わり、谷口さんと少しだけ
お話をさせてもらいましたよ。

自分「凄い、今日は鳥肌が立つくらい感動したよ!」

谷口「鳥肌www、じゃあアソコも鳥肌が立った?www」

この人は、何を言っているのでしょうか(笑)
そうか!下ネタ系もOK!ということですねwww

さすがにアソコまでは、鳥肌は立ちませんが(笑)

冗談は、さておき『新しい発見』があった素晴らしいライブでしたよ!

また東京でライブする際は、必ず再会をする約束をして
別れ際に彼女と握手を交わしました。

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この『新しい発見』が何かの始まりかもしれい

この『新しい発見』が何かの始まりかもしれい予感とともに。。。

そして、この『美しき夜』に乾杯を!

そして、ありがとう!

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この『美しき夜』に乾杯を!