唐突ですが、『若さ』とは、何でしょうか?

自分が考える『若さ』とは、大きな可能性を持ち、多くの挫折や失敗を重ねても許され、立ち直りも早い、そんな強さを持っていることが『若さ』だと思っています。

今は、オッサンとなった自分も、一応、この『若さ』を持っていた時期がありました(笑)!

そして、同世代の人と平等に年を取り、この『若さ』を失いました。

この『若さ』という奴は、貯金や節約することができません。

だから、人生の目標や夢があるのなら、その努力を惜しむことなく発揮できることが『若さ』なんだと思いますね。本日は、そんな『Youth and energy!(若さとエネルギー!)』という表現がぴったりのアーティストに会ってきましたよ!

そうです! 六本木VARIT.で行われた『にこいち』のライブに行ってきました!

この『にこいち』は、井指 冬輝さんと松田 央さんの二人からなる神戸発のデュオグループです。

彼らは、高校3年生の2007年に神戸の三ノ宮でストリートライブをスタートしました。そして、2015年5月に公開された映画「種まく旅人 くにうみの郷」の主題歌『今日も風が吹く』でメジャーデビューし、翌年の2016年11月公開の映画「種まく旅人 夢のつぎ木」でも、彼らの楽曲『夢の続き』が主題歌になりました。

さらに、今年(2017年)の3月12日には、二度目の神戸国際会館こくさいホールワンマンも決定しているそうですね。

彼らの目標や夢がどんどん膨らみ、その努力を惜しむことなく発揮する『若さ』を感じます。

さて、自分にとって『にこいち』との出逢いですが、昨年(2016年)の下北沢で行われた黒沢秀樹さんのバースデーソロライブを見に行ったときがキッカケになりました。

そのライブに彼らが、OA(Opening Act)で出演していたんですね。

テクニックに頼らず、ストレートに若さと情熱を観客のハートにぶつけてくる力強いハーモニーが印象的でした。なので『にこいち』のライブが東京であるとお誘いがあった時に、もう一度、行ってみる気になりましたよ。

それと、彼らをプロデュースをされている黒沢秀樹さんのエレキギターの生演奏が聴けるとのことでしたので、今回のライブはとても期待していました。

そして、今回のライブ!『Youth and energy!(若さとエネルギー!)』が全開の良いライブでしたよ~!

会場となる「六本木VARIT.」に12時前に到着!

開演はほぼ予定通りに始まりました。

Twitterを通じて知り合いになった方に予約を取って頂いた整理番号が4番でしたので最前列で見ることができました。最前列ということで井指さん、松田さんがすぐ近くで見ることができましたよ。

この場を借りて感謝いたします。

そして、『にこいち』のプロデューサーでもある黒沢秀樹さんも目の前にエレキギターを持って登場。

アコースティックギターを演奏する黒沢さんを見たことがありますが、エレキギターの生演奏は初めて見させてもらいました。

これが凄く良い感じで、『にこいち』を心強くサポートしてくれましたよ。

まず、演奏でこのライブを盛り上げてくれた黒沢秀樹さん(G)、 田中貴さん(B)、冨田謙さん(Key)、棚沢雅樹さん(D)に感謝します。ありがとうございました。凄く良い演奏でしたよ。

さてさて、今回のライブは全体を通して、明るくエネルギッシュであり、時には振り付けありの楽曲があったり(恋ダンスか?)、時間を忘れて楽しむことができましたよ。

このライブは、3月12日に予定されている二度目の神戸国際会館こくさいホールワンマンに向けたしっかりとしたコンセプトが伝わりますね。全国から多くのファンを動員するために、まず東京から『にこいち』の魅力をアピールする良いライブでしたよ。

そして、本日の主役である『にこいち』ですが、メインボーカル井指さんの爽やかな高音とギター&ボーカル担当の松田さんの力強いハーモニーが絶妙なバランスでした。

また、楽曲によっては、メインとハーモニーが入れ替わったりと、自由で非常に完成度が高いデュオグループだと改めて思いましたよ。

一つの楽曲の中で井指さんと松田さんが良い意味で『ハーモニーのデットヒート』を繰り返しているような心地よさを感じますね。

そして、この若い二人が『にこいち』というデュオグループにすべてを賭けた強い情熱を感じました。

最前列で二人を間近で見ていたのですが、二人ともキラキラ輝くような良い汗を流していましたよ。

毎日のデスクワークで汗一つ流さないのに異常に疲れ、ストレスを多く感じるような生活を送っている自分にとっては、失いかけていた輝きと日常の疲れやストレスを吹き飛ばすような爽やかな風を感じることができました。

今回のライブで印象に残った楽曲は、「今日も風が吹く」、「ナキムシピエロ」、「夢の続き」、「あすなろ」です。生で聴いて、改めて名曲だと感じますね。人の心に「小さな花」を咲かせてくれるような安らぎと魅力があります。

MCでは、神戸国際会館こくさいホールワンマンのメンバーが東京在住が多いことから、打ち合わせや調整を兼ねて暫く東京に来ていたようですね。その間に浅草の寄席やお台場なんかにも足を運んだそうですよ。

下北沢に遊びに行こうとして道に迷って、住宅街をさまよってしまった話やディズニーランドに行きたいけど、行く相手が相方となってしまうので躊躇したことなど(笑)。。。

東京のいい想い出を神戸に持ち帰ってくださいね。
そして、東京に来てくれて本当にありがとう。また、東京でライブを聴けることを楽しみにしていますよ。

にこいち-20170114-1

東京に来てくれてありがとう!

ライブを終えて。。。

渾身の握手会というのがあり、自分のようなオッサンでは申し訳ないのですが、思い切って参加させてもらいましたよ。

今まで、いろんライブで多くのアーティストさんと握手させてもらう機会が多かったのですが、素晴らしいアーティストさんは、「信じられないほど優しく柔らかい手」であることが多く、この『にこいち』の二人も同じでしたよ。

自分は、口下手ですので『今回、ライブに来て良かったです。ありがとう!』としか、言えませんでした(笑)!

しかし、二人とも笑顔で迎えてくれましたよ。

今回のライブは、約9割強が女性ファンでしたが、『にこいち』を女性ファンにだけに独占させておくのは、勿体ないと感じましたよ。

本来は、自分のような疲れとストレスを抱えた男性にも是非、聴いてもらいたい素晴らしいアーティストであると思いました。

年甲斐もなく、彼らの『Youth and energy!(若さとエネルギー!)』に憧憬と遠い昔のノスタルジーを感じてしまいましたよ(笑)!

そして、『にこいち』は、今が本当に「チャンス」の時期だと思いました。だから、敢えて若さが溢れる『にこいち』に言いたい!

「失敗を恐れず、多くの人達の心に『にこいち』の種をまいて欲しい!」と。。。

彼らが楽曲を提供した映画「種まく旅人」シリーズは、まさに『にこいち』自身だと思います。

少しでも多くの花を咲かせたいと思うなら、単純に種をまいてあげればいい(ライブ活動を続ければいい)!

重要なことは、種をまきつづけることだと思います。何故なら自分で音楽の種をまかなければ、絶対にその花は咲くことはないから、若さとエネルギーが溢れるこの時期に、どれだけ一生懸命になれるかが重要なんだと感じます。

今日は、良いライブをありがとう!本当に楽しめました!
最後に若さ溢れる『にこいち』への賛辞として『サミュエル・ウルマン』の詩を贈らせてください。

 

サミュエル・ウルマン 「青春の詩」

若さとは人生のある時期のことではなく、心のあり方のことだ。
若くあるためには、強い意志力と、優れた構成力と、激しい情熱が必要であり、小心さを圧倒する勇気と、易きにつこうとする心を叱咤する冒険への希求がなければならない。

人は歳月を重ねたから老いるのではない。理想を失うときに老いるのである。
歳月は皮膚に皺を刻むが、情熱の消滅は魂に皺を刻む。
心配、疑い、自己不信、恐れ、絶望、これらのものこそ、成長しようとする精神の息の根を止めてしまう元凶である。

七十歳になろうと十六歳であろうと、人間の心の中には、驚異に対する憧憬や、星や星のようにきらめく事象や思想に対する驚きや、不屈の闘志や、来るべきものに対する子供のような好奇心や、人生の喜びおよび勝負を求める気持ちが存在するはずなのだ。

人はその信念に比例して若くあり、疑いに比例して老いる。自信や希望に比例して若くあり、恐れや絶望に比例して老いる。

大地や人間や神から、美しさ、喜び、勇気、崇高さ、力などを感じることができるかぎり、その人は若いのだ。

すべての夢を失い、心の芯が悲観という雪、皮肉という氷に覆われるとき、その人は真に老いるのだ。
そのような人は、神の哀れみを乞うしかない。

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今日は、良いライブをありがとう!本当に楽しめました!

Youth and energy!
The song is a heartbreaker for me.
A group of minds『にこいち』

Special Thanks.